beacon

トルメンタ改め「TRF」…龍谷は初戦敗退もサガン鳥栖と連携した強化に手ごたえ「2年後にベスト4に」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.29 高校選手権1回戦 鹿島学園2-1龍谷 駒沢陸上競技場]

 前回大会で高川学園が披露したセットプレー時のトリックプレー、選手たちが輪を作って相手をかく乱する「トルメンタ」は、大きな話題を呼んだ。

 そしてその影響は他校に広がり、この日は龍谷高(佐賀)が序盤から立て続けに披露。序盤に喫した2点ビハインドを跳ね返すことが出来ずに敗れたが、チャンスの数では圧倒的に上回ることができていた。

 太田恵介監督によると、普段の試合から試しているプレーで、「しっくり来るものを使った」という。ダンス音楽ユニットから「TRF」と名付けた作戦。「(選手たちは)誰も言わない」とジェネレーションギャップに苦笑いするが、「アイディアは出したが、選手たちが主体性を持ってやってくれた」とイレブンの成長に目を細めた。

 初出場した18年度以来の初戦突破とはならなかったが、太田監督は強化方針に間違いがないと自信を深めた様子。同校はサガン鳥栖と提携しており、元監督の金明輝氏の考えがベースになっていると話すと、「今の1年生が3年生になるころには、全国でベスト4に入れるチームを作りたい」と未来予想図を語った。

(取材・文 児玉幸洋)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2022

TOP