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日本文理が選手権3回戦へ! 終了間際にエース曾根大輝が決勝弾、成立学園は2回戦で敗退

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日本文理が3回戦へ! (写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権2回戦 成立学園 0-1 日本文理 浦和駒場]

 第101回全国高校サッカー選手権は31日、各地で2回戦を行った。浦和駒場スタジアムの第1試合では成立学園高(東京B)と日本文理高(新潟)が対戦し、日本文理が1-0で勝利。FW曾根大輝(3年)が試合終了間際にゴールを決めた。2023年1月2日に行われる3回戦では、浜松開誠館高(静岡)と大津高(熊本)の勝者と対戦する。

 国立競技場の開幕戦で19年ぶりの初戦勝利を果たした成立学園は、先発メンバーに変更なし。4-2-3-1の布陣で、GK鈴木健太郎(3年)、4バックは左からDF瀧川穣(3年)、FW佐藤由空(3年)、DF藤井利之(3年)、DF大川拓海(3年)。ボランチ2枚はMF八木玲(3年)とMF横地亮太(2年)。2列目は左からMF渡辺弦(3年)、MF陣田成琉(3年)、MF武田悠吾(3年)。1トップはMF柏田凌佑(3年)が入った。

 初出場の17年度大会に続き、出場2大会連続で初戦を突破した日本文理も、先発はそのまま。4-4-2の布陣で、GKは日隠レックス海斗(3年)、4バックは左からDF小林倫太朗(3年)、DF阿部飛祐(3年)、DF小舟戸結太(3年)、DF高橋葵(3年)。中盤はアンカーにMF石澤賢汰(3年)、左サイドにMF高橋迅(3年)、右サイドにMF山田拓実(2年)、トップ下はMF塩崎温大(3年)。2トップは初戦2ゴールのFW杉本晴生(3年)と曾根が入った。

 序盤は日本文理がハードワークで敵陣に迫る。石澤のロングスローでにじり寄るが、シュートまで持ち込めない。成立学園は時間とともにパスワークが冴え、渡辺の突破からチャンスを作る。前半20分には左サイドの渡辺がカットインから右足シュート。同24分にはスルーパスに追いついた渡辺がPA左からシュートを打つが、いずれもGK日隠の好セーブに阻まれた。

 スコアレスで後半に折り返すと、日本文理は攻勢を保ったまま敵陣に入る。成立学園は一本の縦パスから局面の打開を図る。後半15分には藤井のロングパスから武田が相手の守備ラインを抜け出すが、GK日隠の飛び出しは崩せない。

 80分で決着はつかないかと思われた後半アディショナルタイム1分過ぎ、日本文理が均衡を破る。敵陣内に入ったボールを曾根が背中でキープ。反転から左足シュートを振り切ると、ゴール右隅に決まった。

 反撃に出たい成立学園だが、そのまま試合終了。劇的ゴールの日本文理が1-0で3回戦進出を決めた。

(取材・文 石川祐介)
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