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[MOM4168]日本文理FW曾根大輝(3年)_結実の後半AT決勝弾、ゴールは見ずとも「いつも通りやれば取れる」

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日本文理高FW曾根大輝(3年) (写真協力『高校サッカー年鑑』)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[12.31 選手権2回戦 成立学園 0-1 日本文理 浦和駒場]

 エースが勝利をもたらした。0-0で迎えた後半アディショナルタイム2分過ぎ、FW曾根大輝(3年)がゴールを決め、日本文理高(新潟)は1-0で3回戦突破。得点直後に雄たけびをあげていた曾根は「気分は超最高でした」と振り返った。

 80分で決着がつかなければ、勝敗はPK戦に委ねられる。日本文理と成立学園高(東京B)は拮抗状態のスコアレスで、後半アディショナルタイムに突入した。だが、エースが自らの力で勝利を手繰り寄せる。曾根は敵陣内でボールを収めると、相手のプレッシャーを背中で感じながら反転シュート。「当たったらスピードがある。思い切って振ろうと思いました」。ゴール右隅に決め切り、直後に試合終了。そのまま決勝ゴールとなった。

「あの角度にいけたら自分も決められる自信があった」。相手選手が立ちはだかるため、ゴールに目を向ける時間はない。だが、PA左からの攻撃は練習していた。「ちらっと一回見たのであとはもう振るだけ。日ごろの練習から蹴る前に見ることを意識している。いつも通りやれば絶対に点を取れる」。研鑽を積めば体が動きを覚える。結実のゴールに胸を張った。

 県予選では全5試合で6得点を挙げていた。だが、選手権の1回戦・立正大淞南戦ではキレが悪かった。「試合開始前から体がガチガチで動かなかった。自分のミスで失点して追い込まれていた」。だが、2トップを組むFW杉本晴生(3年)の2ゴールに救われる。「前回の試合では晴生が試合を決めてくれた。見返すチャンスをくれた」。感謝を示し、「絶対に見返してやるという気持ちできょうの試合に臨みました」と気持ちを切り替えて2回戦に臨んだ。

 1回戦の自己採点は10点満点中2点と語っていた。今回は少し点数がアップ。「正直、点を取った以外はオフサイドも多くて迷惑をかけている部分は何個かあったんですけど……試合を決めることができたので、そのへんを考えると6、7点」。選手権は続き、まだまだ自己採点を伸ばすチャンスは残された。「次の試合では10点満点中10点を取れるように意識してプレーしたい」とさらなる活躍を誓った。

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(取材・文 石川祐介)


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