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C大阪内定MF阪田擁す東山が2年連続8強へ!“キッカートルメンタ”披露の高川学園に完勝

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[1.2 高校選手権3回戦 高川学園0-2東山 柏の葉]

 第101回全国高校サッカー選手権の3回戦で、東山高(京都)が高川学園高(山口)に2-0で勝利した。4日の準々決勝は日体大柏高(千葉)と対戦する。

 高川学園は守備の要のDF岡楓太(3年)が出場停止。代わってDF高良優貴(3年)が先発。またDF村田吟(2年)に代わってDF中島颯太(3年)がスタメン出場した。一方の東山は3試合目となるが、セレッソ大阪入りを決めて注目されるMF阪田澪哉(3年)ら、3戦連続で不動のスタメンとなった。

 あっという間の先制劇だった。開始1分にも満たない48秒、左サイドからMF真田蓮司(3年)が蹴ったCKからニアの混戦に入り込んだDF石井亜錬(3年)が押し込んで先制。セットプレーで注目される高川学園のお株を奪う先制点となった。

 その後も東山ペースは変わらない。個のタレント力を生かした中盤、サイドでボールを保持し、高川学園に思うようなサッカーをさせない。前半35分のMF清水楓之介(3年)の左クロスにDF志津正剛(2年)が飛び込んだ場面はわずかに枠を捉えなかったが、押し込んだまま前半を終えた。

 すると後半11分に待望の追加点が決まる。左サイドを突破した清水のクロスに走り込んだ真田が蹴り込んでゴールネットを揺らす。より優位な展開に持ち込んだ。

 一方の高川学園は得意のセットプレーから反撃の機会を伺う。昨年話題になった「トルメンタ」のキッカーバージョン、キッカースポットで3人がグルグル回って蹴る秘技を披露するが、シュートは枠に飛ばない。後半27分には中島がエリア内で決定機を迎えたが、GKの好セーブに防がれた。

 2-0で危なげなく勝利した東山は昨年度大会に続く8強入り。一方の前年度は4強入りして国立を経験していた高川学園だったが、今年は16強で姿を消すことになった。

(取材・文 児玉幸洋)
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