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岡山学芸館が初のベスト8進出! 國學院久我山の攻撃を抑えてPK戦で勝ち切る

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(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.2 選手権3回戦 岡山学芸館 0-0(PK5-3) 國學院久我山 駒沢]

 第101回全国高校サッカー選手権3回戦が2日に行われ、駒沢陸上競技場の第2試合では岡山学芸館高(岡山)が國學院久我山高(東京A)に0-0で突入したPK戦の末、PK5-3で勝利した。岡山学芸館の選手権ベスト8は史上初。準々決勝は4日に開催され、佐野日大高(栃木)と対戦する。

 2015年度準優勝の國學院久我山は積極的な入りを見せ、ショートパス主体の攻撃やFW塩貝健人(3年)の個人技でゴールに迫る。しかし、インターハイで2年連続ベスト8と地力のある岡山学芸館は強度の高い守備で対応。ゴール前に進入を許しても最後のところでやらせず、決定機は作らせない。前半は拮抗した展開のままスコアレスで終了した。

 ハーフタイムが明け、國學院久我山は後半2分に右CKを獲得。キッカーのMF近藤侑璃(1年)が右足でストレート性のクロスを送り、ファーのFW中山織斗(3年)が頭で合わせると、山なりのボールが右ポストを叩く。その後も前半と同様に攻撃のペースを握るが、岡山学芸館のディフェンスを崩し切るまでには至らない。

 後半32分には塩貝が右に流れながら浮き球を収め、中央へパス。フリーで走り込んだMF保土原海翔(2年)が合わせるも、シュートは枠外に飛ぶ。

 さらに後半40分、FW金山尚生(3年)が右から切れ込み、左足で鋭いシュート。1分後には左CKからDF鷹取駿也(3年)がヘッドで合わせるが、いずれもクロスバーを越える。岡山学芸館もサイド攻撃やロングスローで好機をうかがったものの、0-0で後半終了となった。

 PK戦では1人目が失敗した後攻・國學院久我山に対し、先攻・岡山学芸館は5人目まで全員が成功。PK5-3で激闘を制し、初の準々決勝進出を果たした。

(取材・文 阿部哲也)
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