beacon

歴史を塗り替えた東山…FW北村圭司朗は「もっとゴールにこだわりたい」と静かに闘志燃やす

このエントリーをはてなブックマークに追加

東山高FW北村圭司朗(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.4 全国高校選手権準々決勝 東山高 0-0(PK4-3) 日体柏高 駒場]

 PK戦を制し、準決勝行きのチケットを手に入れた。東山高にとって、初の選手権ベスト4進出。FW北村圭司朗(3年)は「素直に嬉しい」と白い歯を見せた。

 FW豊嶋蓮央(3年)とともに最前線に入る北村。ボールを呼び込んで日体柏のゴールに迫ろうとしたものの、相手の粘り強く体を張った対応に遭い、なかなかフィニッシュへと持ち込めなかった。さらに最終ラインからボールを丁寧につないでくる相手の後手に回り、守備に回る時間が長くなってしまう。

「相手が強かった。前にも放り込めるし、下でつないでくるのもうまいと分かっていたけど想像以上だった。自分たちのプレーができない時間帯が多くなってしまった」

 しかし、守護神のGK佐藤瑞起(3年)やキャプテンのDF新谷陸斗(3年)らを中心とした守備陣が踏ん張り、相手に得点を許さず。0-0のまま迎えたPK戦を4-3で制したチームは、史上初の4強入りを決めた。

 チームの歴史を塗り替えたことに、「素直に嬉しいし、目標としてきた舞台なので楽しみたい」と喜びを表す。そして、「まずはチームが勝つためにやるべきことをやり、FWである以上はもっとゴールにこだわりたい」と静かに闘志を燃やしているように、“夢舞台”でチームに勝利をもたらすゴールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2022

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
●【特設】高校選手権2022

TOP