[MOM5248]駒場DF板坂元太(3年)_ 鮮やかな決勝点。ゲームメイク、崩し、フィニッシュにも係わる攻撃的DFが一際輝く
{c|駒場高}}DF
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.13 選手権東京都Aブロック予選2回戦 駒場高 1-0 星槎国際高八王子 清瀬内山Cコート]
鮮やかなコントロールショットで決めた決勝点はもちろん、前半から一際存在感のある動きを見せていた。駒場高DF板坂元太(3年=tfaジュニアユース出身)は3バックの左サイドから中盤、そして前線へ上がってシュートを連発。チームメイトもその動きに呼応しながらリターンパスしたり、空いたスペースを埋めるなどその攻撃力を引き出していた。
板坂は「ディフェンダーなんですけど、(監督の)横溝先生に『自由に動いていい』って言われいて、中盤とかも一応できるので、自由に動かしてやらせてもらってるので、色々なところに顔出したりとか、チャンスがあると思った時に上がったりとかっていうことを心掛けています。こんなに自由にプレーしているのに、みんな信頼してくれて、僕が上がったところとかを埋めたりしてくれて、凄く助かっています」と説明する。
水戸内定のMF安藤晃希(流通経済大柏高/3年)らと同じtfaジュニアユース(東京)在籍当時から「フィードや自分がハマりどころにならないように」することを意識。自分の間合いを持っており、相手DFの矢印を1タッチパスなどで変えながらボールを運ぶ。
自分が攻め上がることで味方のマークが外れる。「そのフリーになった選手を使えるように、視野広く見て、使ってあげようっていうことを意識しています」。自由にボールを受けて運ぶだけでなく、そこからどう崩すか考え、前後半ともにフィニッシュまで持ち込んでいた。
そのDFが値千金の決勝点を決めた。後半24分、左サイドからカットインし、鮮やかな右足コントロールショット。「スローインでボク、ディフェンダーなのでそのまま残ってたんですけど、そのまま身体で収めて、中にカットインして、あまりゴール見えてなかったですけど、練習していたあの形があったんで、そのままシュートを打ちました。僕のゴールで次進めたんで、良かったなと思います」と微笑んだ。
板坂は「ベルナルド・シウバとかシティ時代のカンセロとか、ああいうプレーを意識していて、(カンセロは)中盤に入ったり上手いじゃないですか。そういうプレーを結構参考にしています」。攻撃性能の高さを発揮する一方、対人守備やカバーリングなど守備でも役割を全うした。
次は3年前の優勝校、成立学園高との3回戦。板坂は「都立で受験もあって3年生、インターハイで辞めちゃっちゃった人が結構多いけれど、その中でもやっぱり私立に勝てるように夏休みとか、引退組がいなくなってから3か月ぐらい頑張ってきたので、もうちょっと結果残したいなと思っています。やり切りたいです。(3回戦は)もうちょっと下で繋いだりとか、上手さで勝てるように、この1週間準備していきたいなと思います」。チームのために自分の強みを発揮し、“最後の選手権”をまだまだ続ける。




(取材・文 吉田太郎)
●第104回全国高校サッカー選手権特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
[10.13 選手権東京都Aブロック予選2回戦 駒場高 1-0 星槎国際高八王子 清瀬内山Cコート]
鮮やかなコントロールショットで決めた決勝点はもちろん、前半から一際存在感のある動きを見せていた。駒場高DF板坂元太(3年=tfaジュニアユース出身)は3バックの左サイドから中盤、そして前線へ上がってシュートを連発。チームメイトもその動きに呼応しながらリターンパスしたり、空いたスペースを埋めるなどその攻撃力を引き出していた。
板坂は「ディフェンダーなんですけど、(監督の)横溝先生に『自由に動いていい』って言われいて、中盤とかも一応できるので、自由に動かしてやらせてもらってるので、色々なところに顔出したりとか、チャンスがあると思った時に上がったりとかっていうことを心掛けています。こんなに自由にプレーしているのに、みんな信頼してくれて、僕が上がったところとかを埋めたりしてくれて、凄く助かっています」と説明する。
水戸内定のMF安藤晃希(流通経済大柏高/3年)らと同じtfaジュニアユース(東京)在籍当時から「フィードや自分がハマりどころにならないように」することを意識。自分の間合いを持っており、相手DFの矢印を1タッチパスなどで変えながらボールを運ぶ。
自分が攻め上がることで味方のマークが外れる。「そのフリーになった選手を使えるように、視野広く見て、使ってあげようっていうことを意識しています」。自由にボールを受けて運ぶだけでなく、そこからどう崩すか考え、前後半ともにフィニッシュまで持ち込んでいた。
そのDFが値千金の決勝点を決めた。後半24分、左サイドからカットインし、鮮やかな右足コントロールショット。「スローインでボク、ディフェンダーなのでそのまま残ってたんですけど、そのまま身体で収めて、中にカットインして、あまりゴール見えてなかったですけど、練習していたあの形があったんで、そのままシュートを打ちました。僕のゴールで次進めたんで、良かったなと思います」と微笑んだ。
板坂は「ベルナルド・シウバとかシティ時代のカンセロとか、ああいうプレーを意識していて、(カンセロは)中盤に入ったり上手いじゃないですか。そういうプレーを結構参考にしています」。攻撃性能の高さを発揮する一方、対人守備やカバーリングなど守備でも役割を全うした。
次は3年前の優勝校、成立学園高との3回戦。板坂は「都立で受験もあって3年生、インターハイで辞めちゃっちゃった人が結構多いけれど、その中でもやっぱり私立に勝てるように夏休みとか、引退組がいなくなってから3か月ぐらい頑張ってきたので、もうちょっと結果残したいなと思っています。やり切りたいです。(3回戦は)もうちょっと下で繋いだりとか、上手さで勝てるように、この1週間準備していきたいなと思います」。チームのために自分の強みを発揮し、“最後の選手権”をまだまだ続ける。




後半24分、駒場DF板坂元太(左)が先制ゴール
(取材・文 吉田太郎)
●第104回全国高校サッカー選手権特集
▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中


