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[選手権]悲願の選手権出場まであと一つ!! セットプレーから決勝点奪取の就実、玉野光南から完封勝利で初の決勝進出!!

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初の決勝進出を果たした就実高。悲願の選手権初出場に王手!!

[10.26 選手権岡山県予選準決勝 就実高 1-0 玉野光南高 津山市陸上競技場]

 第104回全国高校サッカー選手権岡山県予選準決勝が26日に津山市陸上競技場で行われ、第2試合では就実高玉野光南高が対戦。就実が1-0で勝って初の決勝進出を果たし、悲願の選手権初出場まであと1勝とした。

 立ち上がりから両チームがロングボールを多用して攻め手を探るが、双方の守備陣が集中力を高く保ってはね返し、ミドルゾーンでの激しい競り合いが長く続いた。就実はFW寺田和真(3年)、玉野光南はFW三村樹矢(3年)がターゲットになって敵陣攻略を目指すが、なかなか良い形を作ることができない。

 それでも26分、就実が先に決定機を作る。MF鈴木汰空(3年)が右サイドを突破して送ったクロスを、ファーサイドに走り込んだMF工藤優吾(2年)が右足ボレー。強烈な弾道のシュートがゴールの枠を捉えたが、玉野光南GK藤田俊輔(3年)が鋭い反応から左手でセーブした。

 スコアレスで折り返した後半も激しい競り合いが続き、両チームが何とか相手のスキを突いて得点を奪うべく攻撃を繰り返すが、決定機には至らない。前半シュートゼロに終わった玉野光南は22分、左からのクロスをFW政安大輝(3年)がヘッドで合わせ、初シュートを放ったが就実GK三谷遼人(3年)にキャッチされる。就実もDF味谷琉生(3年)のロングスローなどでチャンスを作ろうとするが、スコアが動かないまま時計の針が進んだ。

 だが28分、ついに均衡が破れる。右CKを得た就実はDF塚田遥大(3年)が左足で入れたボールを、ゴール前中央でフリーとなっていたFW仁科僚太郎(3年)がヘッドで合わせてネットを揺らした。

 玉野光南も懸命にゴール前にボールを送って反撃に転じ、35分にはゴール前の混戦から押し込むかと思われるチャンスを作ったが、就実の守備陣がかき出してゴールを割らせない。4分と表示された後半アディショナルタイムが終わる瞬間まで攻め続けたが、耐え抜いた就実が歓喜の瞬間を迎えた。

 10年ぶり9回目の選手権出場を目指していた玉野光南は、終盤の失点で苦杯。シュートが後半の2本に抑えられ、乙倉健二監督は「前線でボールを収められなかったので、セットプレーくらいしか攻撃の糸口がなかった」と振り返った。選手たちも試合終了の瞬間にピッチに崩れ落ち、涙に暮れていたが、胸を張って3位の表彰式に臨み、乙倉監督も「スポーツには勝ち負けがあるので、勝っても負けても、しっかり前を向いて進もうと約束している。明日(27日の月曜日)も顔を上げて学校生活を頑張ってほしい」と評した。

 就実は昨年度の準決勝で作陽学園高に0-0からのPK戦で敗れるなど、選手権予選では決勝進出を果たせずにいたが、共学化に伴って2012年度に創部してから14年目で、ついに壁を破ってファイナルへ。大谷雄太郎監督は「先輩たちが一つずつ積み上げてきて、最後にみんなの力でこじ開けることができた感じ」と道のりを振り返った。

 ただし、目標は決勝進出ではない。スタッフは試合終了直後から「次の準備だ!」と選手たちを促した。11月1日の決勝の相手は、第1試合で10年連続の決勝進出を決め、昨年度まで4年連続で全国大会に出場している岡山学芸館高。大谷監督は「もちろん優勝するつもりでやっている。真っ向勝負でいきたい」と初出場への意気込みを語った。

(取材・文 石倉利英) 

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石倉利英
Text by 石倉利英

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