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[選手権]インハイの悔しさを糧にこだわってきた「最後に取り切る」こと。愛工大名電の2年生10番FW杉本悠悟が決勝弾!:愛知

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愛工大名電高FW杉本悠悟(2年=名古屋FC出身)は決勝ゴールを決めた

[11.1 選手権愛知県予選準決勝 愛工大名電高 1-0 東邦高 ウェーブスタジアム刈谷]

 こだわってきた「最後に取り切る」こと。2年生エースが鮮やかな決勝点を決めた。前半14分、愛工大名電高はFW杉本悠悟(2年=名古屋FC出身)がMF志村隼(3年)の左クロスに反応。「もう、自然に跳んでいたという感じです」という右足ジャンピングボレーで合わせてゴールを破った。

 宮口典久監督は「アイツはもう、ボールがどこにあっても打つことしか考えてないんで」と微笑んでいたが、ゴールへの執着心とゴール前で無理が利くところを表現。アクロバティックな一撃でチームに歓喜をもたらした。

 この1点が決勝点に。杉本は「ほんとに嬉しかったです。志村君が縦突破できるって信じてた部分があるんで、『ここ、こぼれてきそうだな』っていうところで、しっかり最後まで足運んで、ちゃんとボール見て、もう押し出すっていうところを特に意識できていたかなと思います」と喜んだ。

 注目の2年生ストライカーは得点シーン以外でも存在感を放っていた。グイグイと前に出て、DFに挟まれても足を止めずにゴールへ。最後の一歩まで足を踏み出すところは「自分の絶対誰にも負けないっていうところ」だ。

 また守備での奪い返しでも貢献。ただし、本人は「もっともっと出していきたいっていうのは個人的にあって。1人でゴールまで運んでいける推進力だったりとかは、今日思うように出せない部分があったんで、やっぱ1人で試合を決められるような選手にもっとなっていきたいです」と満足していなかった。

 それでも、夏から成長を遂げていることは確か。インターハイの悔しさがエネルギーになっている。秋田商高との初戦で杉本は無得点に終わり、チームも1-1(PK3-5)で敗退。「全国で力の差っていうのはほんとに感じましたし、そこから、1から、『絶対、もうこんな思いはしない』っていう思いでトレーニングしてきたんで、ラストのところでしっかりと力を発揮できればなと思っています」。特に決め切るところにこだわってトレーニング。この日の決勝点は、一つ成長を示すゴールだった。

「自分がゴールを取れてない時にやっぱ負けてしまってるんで、『今年は自分が取らないと』っていう思いは特に強くて、全試合、ほんとに最後に取り切るっていうところの部分が今日は出たかなと思うので、トレーニングの成果が1つ出た。まだまだな部分はあるんですけど、ボールに集中して、最後意地でも押し込むみたいな、そういったところはどんどん形になってきてるかなと思います」

 磨いてきた力を決勝(8日)でも表現するだけだ。決勝は強力2トップを組んできたFW大澤俊哉(2年)が出場停止から復帰。「(大澤は)突破力っていう部分と、ボールへの反応っていう部分はほんとに速いんで。一瞬のスピードだったり、単騎で突破できるっていう部分は特に強いかなと思うんで、2人で攻撃を終わらせられる」という相棒らと必ず東海学園高ゴールを破り、優勝する。

前半14分、右足ボレーを決めて決勝点

ゴールを喜ぶ

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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