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[MOM5280]青森山田FW深瀬幹太(3年)_試合終盤に決勝点。「山田の9番」を確立してきたエースストライカー

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後半34分、青森山田高FW深瀬幹太(3年=青森山田中出身)が決勝点

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.2 選手権青森県予選決勝 八戸学院野辺地西高 1-2 青森山田高 カクスタ]
 
 エースストライカーの一撃がリベンジマッチの決勝点になった。青森山田高は後半26分に同点に追いつくと、さらに34分、FW深瀬幹太(3年=青森山田中出身)がターンからの右足シュートを左隅に決めて勝ち越しゴール。すると、青森山田中高で6年間を過ごしてきたFWは、胸の青森山田のエンブレムを指さしてアピールした。

 チームは序盤に先制され、50分間以上ビハインドを追う展開。だが、深瀬は「逆にそれでこそ自分がヒーローになるチャンスだとずっと思っていたので」と微笑む。連続CKから生まれた同点ゴールも、その前に深瀬がGK松田駿(3年)のパントキックを一人で粘ってCKを獲得したことが大きかった。

 そして、決勝点のシーンは味方の奪い返しから左SB福井史弥(3年)のパスが足下へ。「もらってサイド展開しようとは思ったんですけど、意外と相手が寄ってこなくて。グラウンドもちょっとスリッピーなところがあったので、下に速いボール打てば入るかなと思ったんで、それで打ちました」。ミドルレンジから放たれたグラウンダーの一撃はGKの指先を抜けてゴール左隅へ吸い込まれた。

 本人は「自分から見てて、凄くいいコース行った」ことでゴールを確信していたという。ただし、喜びを爆発させるのではなく、興奮をやや自制しながらのゴールパフォーマンス。本人は複数得点できなかったことを反省していたものの、勝負を決める一撃を決めたことを素直に喜んでいた。

 ゴールへの思いは人一倍。「ゴールっていうのは、やっぱ1人しか取れないので、その瞬間、やっぱ1番目立てるというか、その瞬間、ゴールした人がやっぱピックアップされるので。自分がゴールを決めるっていうのは、ほんとに中学校の時からずっとやっています」

 深瀬はプレミアリーグEASTの後半戦7試合で7ゴール。「セットプレーだったり、クロスっていうのも最初の方は多かったんですけど、最近は抜け出しだったり、自分の力でゴールを決めれるっていうのも増えている」。通算13得点で得点ランキング2位につけている。

 青森山田を力強く牽引している「9番」。「『山田の9番』っていうのはあまり注目はされてなくて、やっぱ10番っていうのに意識がいきがちなんですけど、その中でも自分の9番っていうのを確立できるように、この1年頑張っています」。リーダー格の一人はチームに厳しい言葉を発するだけでなく、しっかりと結果を残してきた。

 プレミアリーグ開幕当初はサブだったが、課題だった守備を意識して改善。そして、ゴールが自信をもたらした。「最初はほんとにプレッシャーっていうのは感じていましたし、それでも自分がゴールを積み重ねていくたびに、自信っていうのはほんとに大きくなりました」。この日は0-1のハーフタイムにベンチで「(どうするべきか)本当によく喋っていた」(正木昌宣監督)。プレー面、味方に発信する面でも、青森山田にとって欠かせない存在になっている。

 自らの決勝点で勝ち取った選手権の切符。選手権では、「ほんとにゴール前での動き出しだったり、自分のスピードだったり、フィジカルっていうのはほんとに見て欲しいです。自分は中学校から6年間山田にいて、自分が選んだ道が正解だったっていうのを示せるような大会にしたいです」。掲げた目標の数字は「10得点」。青森山田の「9番」が選手権で輝く。


(取材・文 吉田太郎)


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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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