[MOM5322]昌平MF長璃喜(3年)_80+3分の50mドリブル弾!! ユニ脱いで感情爆発「このメンバーでやるサッカーが一番楽しい」
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.16 選手権埼玉県予選決勝 昌平 1-0 武南 埼スタ]
苦しんだ選手権予選に終止符を打ったのは、世代屈指のアタッカーが見せた圧倒的なスキルだった。昌平高のMF長璃喜(3年)が0-0で迎えた後半40+3分、自陣から始めたドリブルをゴールで完結させる劇的なプレー。準々決勝でも鮮烈なゴールを決めていたが「準々決勝だったり準決勝だったり本当にチームに助けられて、マジで自分が勝たせたかった。自己中かもしれないけれど自分のゴールで勝ちたかった」との責任感を結実させた。
昌平は昨年度の県予選ベスト8に続き、今予選も初戦の準々決勝を後半アディショナルタイムに追いついてから突入したPK戦を制し、準決勝は延長戦を制しての勝利と苦戦。決勝の武南高戦も相手に倍近くのシュートを放たれて持ち味を発揮しきれない展開になったが、GK小野寺太郎(3年)の奮闘もあって0-0で後半アディショナルタイムに突入した。
すると後半40+3分、左サイドに張った長が自陣ハーフウェーライン手前で最終ラインからの縦パスを受け、トラップでプレスに来た相手選手を剥がして前を向く。そのまま中央左寄りを前進してペナルティエリア手前まで持ち運ぶと、「その前からカットインは読まれていたけれど縦はいける感覚が自分の中ではあった」。武南DF陣も試合後に「カットインからのシュートを一番警戒していた」と明かす局面でシュートコースは狭まるものの縦へ持ち出して左足一閃。会心のシュートはGKの手を弾いてゴール右隅に吸い込まれた。
長は思わずユニフォームを脱いで喜びを爆発させ、仲間から揉みくちゃにされる祝福を受けて「幸せでした」。人生初だという大興奮のセレブレーションは意図していたものではなかったようで、「体が勝手にに脱いじゃっていた。イエローカードを出されたときに『ヤバっ』と思った」と振り返ったものの、幸いにもこの試合1枚目の警告だったため退場は免れた。




特長のドリブルを存分に生かしてのゴール。中でも疲労が溜まっているであろう後半アディショナルタイムにもかかわらず、自陣で一人目をかわしてから前進する際に猛スプリントで追いかけてくる相手選手を全く寄せつけないスピードを発揮し、50m近くドリブルしてから正確にボールへ力を伝えたシュートは圧巻だった。ただ、そうした最終盤に地力の差で上回ったことについては仲間への感謝を強調する。
「自分は体力がある方だとはあまり思っていない。みんなが頑張ってくれたおかげで多分自分の(80分間で)走る量は少なかったです(笑)。みんなが走ってくれたのでありがたかった」
そう話した長は試合終了直後、場内にも流れたヒーローインタビューで「一試合でも多くみんなと試合がしたかった。(予選を突破して)一試合でも多くできるのでよかった。一試合でも多くこのメンバーと試合がしたいので、一勝でも多くしてみんなと長く過ごしたい」とコメント。この仲間と戦える喜びを繰り返し強調していた。
その真意は「このメンバーでやるサッカーが一番楽しい」と感じていることにある。世代別の日本代表に加えてJクラブへの練習参加も経験しているが、「昌平でやるサッカーに自分は意味があると思っている」と所属チームでの活動が充実している様子。昌平の下部組織にあたるFC LAVIDA出身で長年共にプレーしてきた仲間も多く、心の底から抱く「みんなと一試合でも多く試合がしたい」思いを力に全国大会でも躍動する構えだ。
高校サッカーの集大成となる大会では「得点に絡むプレーをいっぱい出したい」と長。芦田徹監督も「スペシャル」と評価する技術を大舞台で発揮し、成人の日に行われる決勝まで仲間と過ごしていく。


(取材・文 加藤直岐)
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[11.16 選手権埼玉県予選決勝 昌平 1-0 武南 埼スタ]
苦しんだ選手権予選に終止符を打ったのは、世代屈指のアタッカーが見せた圧倒的なスキルだった。昌平高のMF長璃喜(3年)が0-0で迎えた後半40+3分、自陣から始めたドリブルをゴールで完結させる劇的なプレー。準々決勝でも鮮烈なゴールを決めていたが「準々決勝だったり準決勝だったり本当にチームに助けられて、マジで自分が勝たせたかった。自己中かもしれないけれど自分のゴールで勝ちたかった」との責任感を結実させた。
昌平は昨年度の県予選ベスト8に続き、今予選も初戦の準々決勝を後半アディショナルタイムに追いついてから突入したPK戦を制し、準決勝は延長戦を制しての勝利と苦戦。決勝の武南高戦も相手に倍近くのシュートを放たれて持ち味を発揮しきれない展開になったが、GK小野寺太郎(3年)の奮闘もあって0-0で後半アディショナルタイムに突入した。
すると後半40+3分、左サイドに張った長が自陣ハーフウェーライン手前で最終ラインからの縦パスを受け、トラップでプレスに来た相手選手を剥がして前を向く。そのまま中央左寄りを前進してペナルティエリア手前まで持ち運ぶと、「その前からカットインは読まれていたけれど縦はいける感覚が自分の中ではあった」。武南DF陣も試合後に「カットインからのシュートを一番警戒していた」と明かす局面でシュートコースは狭まるものの縦へ持ち出して左足一閃。会心のシュートはGKの手を弾いてゴール右隅に吸い込まれた。
長は思わずユニフォームを脱いで喜びを爆発させ、仲間から揉みくちゃにされる祝福を受けて「幸せでした」。人生初だという大興奮のセレブレーションは意図していたものではなかったようで、「体が勝手にに脱いじゃっていた。イエローカードを出されたときに『ヤバっ』と思った」と振り返ったものの、幸いにもこの試合1枚目の警告だったため退場は免れた。


クリスティアーノ・ロナウドのパフォーマンスも披露


名誉のイエローカードを提示された
特長のドリブルを存分に生かしてのゴール。中でも疲労が溜まっているであろう後半アディショナルタイムにもかかわらず、自陣で一人目をかわしてから前進する際に猛スプリントで追いかけてくる相手選手を全く寄せつけないスピードを発揮し、50m近くドリブルしてから正確にボールへ力を伝えたシュートは圧巻だった。ただ、そうした最終盤に地力の差で上回ったことについては仲間への感謝を強調する。
「自分は体力がある方だとはあまり思っていない。みんなが頑張ってくれたおかげで多分自分の(80分間で)走る量は少なかったです(笑)。みんなが走ってくれたのでありがたかった」
そう話した長は試合終了直後、場内にも流れたヒーローインタビューで「一試合でも多くみんなと試合がしたかった。(予選を突破して)一試合でも多くできるのでよかった。一試合でも多くこのメンバーと試合がしたいので、一勝でも多くしてみんなと長く過ごしたい」とコメント。この仲間と戦える喜びを繰り返し強調していた。
その真意は「このメンバーでやるサッカーが一番楽しい」と感じていることにある。世代別の日本代表に加えてJクラブへの練習参加も経験しているが、「昌平でやるサッカーに自分は意味があると思っている」と所属チームでの活動が充実している様子。昌平の下部組織にあたるFC LAVIDA出身で長年共にプレーしてきた仲間も多く、心の底から抱く「みんなと一試合でも多く試合がしたい」思いを力に全国大会でも躍動する構えだ。
高校サッカーの集大成となる大会では「得点に絡むプレーをいっぱい出したい」と長。芦田徹監督も「スペシャル」と評価する技術を大舞台で発揮し、成人の日に行われる決勝まで仲間と過ごしていく。


(取材・文 加藤直岐)
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