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[選手権]昌平は初の4強以上、そして日本一に挑戦。守備でも誰より頑張る2人の才能に負けず、全員が「もっとやらなきゃいけない」

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昌平高DF伊藤隆寛主将は初の日本一になることを目標に掲げた

 初の4強以上、そして埼玉県勢44年ぶりとなる日本一に挑戦する。埼玉の強豪、昌平高は第104回全国高校サッカー選手権初戦の2回戦で高知高(高知)と対戦することが決定。前回大会優勝校の前橋育英高(群馬)やインターハイ3位の尚志高(福島)、いずれも同8強の帝京長岡高(新潟)、山梨学院高(山梨)などと同居するAブロックは、“死のブロック”の声が挙がっていた。

 昌平は抽選会終盤までインターハイ準々決勝で0-5の敗戦を喫している大津高(熊本)やインターハイ優勝校の神村学園高(鹿児島)と初戦で対戦する可能性があったが、対戦の決まった高知もプリンスリーグ四国勢で県予選無失点という難敵。目標を達成するためには、厳しいブロックを勝ち上がらなければならない。

 DF伊藤隆寛主将(3年)は「ほんとに楽しみっていう気持ちが大きくて。やっぱり夏ああやって負けてから、全員で冬のこの選手権に向けて頑張ってきたので、強豪多いブロックですけど、あんまり気負う必要もないと思いますし、全員で楽しんでいきたいです」と語る。

 埼玉県予選は苦しい展開の連続だった。浦和学院高との初戦は後半40+3分に追いつき、PK戦で勝利。成徳深谷高との準決勝も後半に追いつき、延長戦での白星だった。そして、決勝は0-0の後半アディショナルタイムにエースMF長璃喜(3年)のスーパーゴールで決勝点。伊藤は最後まで全員で戦った成果であることを強調する。

「初戦からずっと苦しい状況が続いて、でも1年通してリーグ戦(プレミアリーグEAST)で成長した部分もありましたし、失点しても逆転する自信っていうのは常に持ち続けてたんで、最後まで全員で戦った結果がああやって出たのかなって思うので、ほんとに嬉しいです」

 昌平は2016年のインターハイで初出場ながら東福岡高(福岡)や静岡学園高(静岡)などを破って3位に入ると、その後、2度の3位などを経て昨年のインターハイで悲願の初優勝。同大会の決勝で2得点をマークした長や湘南内定MF山口豪太(3年)、U-16日本代表FW立野京弥(1年)ら注目選手を擁す今年は、選手権での初優勝が期待されている。

 昨年はインターハイで優勝したが、選手権予選で敗退。チームはまだ選手権でベスト4以上に進むことができていない。今回は自分たちが歴史を塗り替えるチャンス。伊藤は「やっぱり昨年の代はインターハイでチャンピオンになって、昌平サッカー部の歴史を変えてくれました。そういう憧れの先輩の背中を見てきたので、やっぱりこの選手権っていう舞台でベスト8の壁を破って、昌平のサッカー部の歴史に爪跡を残したいです」と力を込めた。

 市立長野高監督(長野)から転身し、就任1年目の芦田徹監督は、「(周囲からの優勝への期待は大きいが、)まだまだそれだけの力を持っていないと思うので、これからあと残り少ないですけれども、そこに近づけるように。そして、まず何よりも子供たちがせっかくのこの舞台に立つので、子供たちの良さだったり、我々の良さをぜひゲームで発揮できて、子供たちにとって夢に繋がる大会になるように、しっかり準備をしたいなと思います」と語る。

 伊藤はインターハイの3回戦(対阪南大高)で先制ヘッドを決め、ゴールカバーで同点のピンチを阻止。186cmの長身でフィードなど攻撃面や高さで差を生み出すDFは、セットプレーも含めて「自分が引っ張っていけたらいい」と意気込む。

 そして、「チームの中でやっぱり一番上手い2人(長と山口)が一番守備頑張るので、練習からそうですし、試合でも一番ハードワークするのを見ていて自分たちももっとやらなきゃいけないなって思いますし、2人とできる時間もあと少しなので、1試合でも多くみんなで戦いたいです。目標はもちろん、日本一目指しています」と誓った。長、山口の2人の才能に負けずに練習から全員がハードワークするチームになって、目標を達成する。

(取材・文 吉田太郎)


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吉田太郎
Text by 吉田太郎

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