[選手権]浦和Jrユースから武南に進んだDF田村大地、目標の埼スタで堂々プレーも予選準V「ここで勝って見てもらいたかった」
DF
[11.16 選手権埼玉県予選決勝 昌平 1-0 武南 埼スタ]
憧れの埼玉スタジアム2002でプレーした予選決勝は最終盤まで無失点を維持したが、目標の全国大会にはわずかに届かなかった。武南高のDF田村大地(3年)は後半アディショナルタイムの失点に「あの時間帯だったら延長を戦いたかった。みんな集中していたと思うけれど、ちょっとの気の緩みでやられてしまった。最後にああいうところで締めないとやっぱりダメだなと思いました」と悔しさを滲ませた。
田村は浦和レッズジュニアからジュニアユースへと進んだが、ユース昇格は叶わず武南に進学。「高校生活を通して選手権は一つの目標だったのでそこに向けて日々トレーニングをしていた」とサッカーに向き合ってきた。
そうして迎えた最終年度の今季、武南として14年ぶりとなる県予選決勝進出を果たした。決勝の会場は浦和のホームでもある埼玉スタジアム2002。浦和のアカデミーで育った田村は予選の当初から「埼スタでやりたいとずっと思っていた」といい、選手としてピッチに立てたことを喜んだ。
会場には1万人以上の観衆が集まり、「ピッチに入ったときに応援の人や保護者が見てくださっていたのですごく力になった」と田村。応援にも支えられた県リーグ1部の武南はプレミアリーグEASTの昌平高を相手に互角以上の戦いを繰り広げ、チャンスも多く作った。
スコアレスが続く展開で田村は個の能力が高い強力なアタッカー陣と対峙し、CBコンビを組んだDF倉本健二(3年)とともに奮闘。体を張った守備や簡単には飛び込まない対応で2CBが最終ラインからチームを引っ張った。
「早めに失点を食らってしまうと自分たちの流れが崩れてしまう。相方の倉本健二くんと試合前からカバーし合いながらやろうと話していて、昌平のFWがキーマンだと思っていたのでそこはあまりやらせなかったなという実感はある」
ところが後半アディショナルタイム3分、世代屈指のドリブラーであるMF長璃喜(3年)にサイドからの単騎突破を許して失点。長と最後にマッチアップしたのが田村で「チームとしても両サイドハーフのカットインからのシュートを一番警戒していた。縦に行かせようと思ったけれど(縦への突破から失点して)難しかった。最後に長くんにやられちゃって責任を感じている」と唇を噛んだ。
そのまま0-1の敗戦となり、武南の19年ぶりとなる選手権出場はならなかった。田村は「決勝まで来れてよかったけれど優勝したかった」と率直な思いを口にする。高校卒業をもっての引退を考えているといい、「浦和のホームスタジアムなのでちょっと気合い(も入っていた)というか。今まで育ててくれた人たちにここで勝って見てもらいたかった」。競技人生の集大成を最高の形で飾れず残念がった。
それでも実力校の昌平を80分以上にわたって封じたプレーは、浦和Jrユース時代の仲間や指導者にも届いているはず。そして、来年度リベンジを目指す後輩には刺激を与えたはずだ。田村は「今のスタメンに2年生も結構出ている。この経験を生かして来年はぜひ優勝してもらいたい」とエールを送り、後輩に想いを託して埼スタを後にした。
(取材・文 加藤直岐)
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憧れの埼玉スタジアム2002でプレーした予選決勝は最終盤まで無失点を維持したが、目標の全国大会にはわずかに届かなかった。武南高のDF田村大地(3年)は後半アディショナルタイムの失点に「あの時間帯だったら延長を戦いたかった。みんな集中していたと思うけれど、ちょっとの気の緩みでやられてしまった。最後にああいうところで締めないとやっぱりダメだなと思いました」と悔しさを滲ませた。
田村は浦和レッズジュニアからジュニアユースへと進んだが、ユース昇格は叶わず武南に進学。「高校生活を通して選手権は一つの目標だったのでそこに向けて日々トレーニングをしていた」とサッカーに向き合ってきた。
そうして迎えた最終年度の今季、武南として14年ぶりとなる県予選決勝進出を果たした。決勝の会場は浦和のホームでもある埼玉スタジアム2002。浦和のアカデミーで育った田村は予選の当初から「埼スタでやりたいとずっと思っていた」といい、選手としてピッチに立てたことを喜んだ。
会場には1万人以上の観衆が集まり、「ピッチに入ったときに応援の人や保護者が見てくださっていたのですごく力になった」と田村。応援にも支えられた県リーグ1部の武南はプレミアリーグEASTの昌平高を相手に互角以上の戦いを繰り広げ、チャンスも多く作った。
スコアレスが続く展開で田村は個の能力が高い強力なアタッカー陣と対峙し、CBコンビを組んだDF倉本健二(3年)とともに奮闘。体を張った守備や簡単には飛び込まない対応で2CBが最終ラインからチームを引っ張った。
「早めに失点を食らってしまうと自分たちの流れが崩れてしまう。相方の倉本健二くんと試合前からカバーし合いながらやろうと話していて、昌平のFWがキーマンだと思っていたのでそこはあまりやらせなかったなという実感はある」
ところが後半アディショナルタイム3分、世代屈指のドリブラーであるMF長璃喜(3年)にサイドからの単騎突破を許して失点。長と最後にマッチアップしたのが田村で「チームとしても両サイドハーフのカットインからのシュートを一番警戒していた。縦に行かせようと思ったけれど(縦への突破から失点して)難しかった。最後に長くんにやられちゃって責任を感じている」と唇を噛んだ。
そのまま0-1の敗戦となり、武南の19年ぶりとなる選手権出場はならなかった。田村は「決勝まで来れてよかったけれど優勝したかった」と率直な思いを口にする。高校卒業をもっての引退を考えているといい、「浦和のホームスタジアムなのでちょっと気合い(も入っていた)というか。今まで育ててくれた人たちにここで勝って見てもらいたかった」。競技人生の集大成を最高の形で飾れず残念がった。
それでも実力校の昌平を80分以上にわたって封じたプレーは、浦和Jrユース時代の仲間や指導者にも届いているはず。そして、来年度リベンジを目指す後輩には刺激を与えたはずだ。田村は「今のスタメンに2年生も結構出ている。この経験を生かして来年はぜひ優勝してもらいたい」とエールを送り、後輩に想いを託して埼スタを後にした。
(取材・文 加藤直岐)
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