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4万超の観衆を沸かせた鹿島学園のドリブラー三浦春人「ドリブルには自分の型がある。メッシもクリロナも参考にしてない」

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MF三浦春人(3年)のドリブル突破から決勝点が生まれた

[1.10 選手権準決勝 鹿島学園高 1-0 流通経済大柏高 国立]

 4万2626人の観衆を沸かせたドリブラーが最後に大仕事をやってのけた。0-0で迎えた後半45分、鹿島学園高(茨城)のMF三浦春人(3年)が左サイドからドリブルで仕掛ける。一度は奪われながらもこぼれ球を取り返し、PA内に進入。巧みなステップで相手をかわし、右足でシュートを打った。

 GKが弾いたボールをFWワーズィージェイヴェン勝(2年)が落としてFW堀樹矢(3年)がシュート。これもDFのブロックに阻まれたが、再びこぼれ球をワーズィージェイヴェンが押し込み、劇的な決勝点が生まれた。

「守備の時間が長かったけど、チームとしてワンチャンスを狙っていた」という三浦は「自分で決めに行こうと思ったけど、シュートが入らなくて。ジェイ(ワーズィージェイヴェン)が決めてくれてうれしかったけど、あとから考えたらあそこで自分が決め切らないと上のレベルには行けないなと。満足はしていない」と、チームの勝利を喜びながら悔しさものぞかせた。

 左サイドを何度も仕掛けた背番号20のドリブルは流通経済大柏の脅威となっていた。「今日は調子が良くて、体も動いて、相手を見ながらやれた。自分のドリブルが通用したのは自信になったし、流経に通用したというのはうれしい」。そう素直に喜ぶドリブラーは「やってきたことは嘘をつかない。だれよりもドリブルを磨いてきた」と胸を張る。

 高校2年生に上がるタイミングで鹿島アントラーズユースから鹿島学園に転籍した三浦は、当時の自分を「もともとドリブルが得意だったけれど個人スポーツみたいになっていた。ここに来てからチームメイトの大切さや一人では勝てないことをすごく痛感してパスも練習するようになった」と振り返り、ドリブルとパスの使い分けなどプレーの幅を広げながら成長してきたが、やはり原点はドリブル。3歳から中学2年まで通っていたフットサルスクールで磨いた足技は、だれにも負けない武器だった。

「ドリブルには自分の型がある。他人のプレーを真似するのは好きじゃないし、メッシもクリロナ(クリスティアーノ・ロナウド)も参考にはしていない。ドリブルには自分の形が人それぞれある」というこだわりのドリブル。毎日の練習後にもコーンを並べて自主練習を繰り返し、自分のプレーを録画した映像を見返しながら磨き続けてきた。

 そんな自分の居残り練習に付き合ってくれたのは選手権登録メンバー外の選手たち。「チームメイトも付き合ってくれていたし、チームメイトやコーチのおかげ。日本一を取って恩返ししたい」との思いも強いし、高校の途中から転籍してきた自分を温かく迎え入れてくれた感謝もある。

 鹿島学園には鹿島ユースでプレーする選手も多く通う。かつてのチームメイトは高円宮杯プレミアリーグファイナル、日本クラブユース選手権(U-18)、Jユースカップの3冠を達成。三浦は「もともとユースにいたので複雑だけど、俺も日本一を取るチャンスがめぐってきた。優勝して俺も日本一なんだと証明したい」と強い決意を口にした。

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(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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