[MOM5492]静岡学園MF杉之原芽生(2年)_「センスがある」「大島僚太みたい」。絶品ループパスなどで前半に2点を演出
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.31 インターハイ静岡県予選準決勝 静岡学園高 6-1 藤枝東高 藤枝総合]
「めちゃくちゃセンスがある。昔の大島僚太みたいなパスだった」
静岡学園高の川口修監督は試合後、教え子の“名手”MF大島僚太(現・川崎F)の名を挙げて、MF杉之原芽生(2年=静岡学園中出身)のパスを称賛していた。
1-0の前半19分、杉之原は自陣でボールを受けると、センターサークルから相手DFの背後へループパス。これをFW沢井翼(3年)が決め、2点差とした。杉之原は当初、右への展開を考えていたというが、「沢井君が走っているのが見えたんで。目が合ったんで出したら決まるなと思って」咄嗟に判断を変更。「ゴロやったら通らんと思って」やや回転をかけた浮き球パスを沢井の前方に落とし、ゴールを演出した。
川口監督は「ボランチから背後に出すパスとかってなかなかセンスがないとできないこと。(多くのボランチは)散らすのはできるんだけど、彼は決定的な仕事までいける、ラストパスを出せる。杉之原が凄い成長してきている」とコメント。そのセンスを褒めちぎっていた。
杉之原にとって大島は憧れで普段から参考にしているプレーヤー。大島との比較を素直に喜び、「(大島の)パススピードとターンの最後の判断とか、奪われないところとか、自分で剥がしていくところをもっと取り入れていきたい」と力を込めていた。
この日、杉之原は序盤からエネルギッシュな動きを見せていた。4分には右スローインの流れからボールを受けると、左足クロス。CBの背後を狙ったボールがオウンゴールを誘い、先制点となった。
「立ち上がりはもうみんなで前から全部行くって感じでやっていたんで、それでゴールできて良かったです」。咆哮してゴールを喜ぶと、その後も運動量を増やして攻守両面でボールに絡み、2本のミドルシュートにもチャレンジした。
杉之原は4月のプリンスリーグ東海開幕時点ではサブ。だが、「守備を持って強く行って、絶対に奪ってやる」という部分を表現し、チャンスを掴んだ。そして、現在は先輩MF足立羽琉主将(3年)とのダブルボランチでゲームをコントロール。ボールを保持しながら攻めるチームの生命線になっている。
ただし、試合後は自分の浮き球パスを跳ね返されたところから失点したことを猛省。「あの失点がなかったら最高でした」。この半年間で元々特長としてきた走る力と失わない力をさらに強化。今後はどの試合でも「ハードワークすることを」大事に、ドリブルで運ぶ力やミドルシュートで決め切る力をより求めていく。
1週間後の決勝では「まずは自分が点を取ってチームを勝たせたいです」ときっぱり。ハードワークする役割だけでなく、大島のようなミドル弾をエコパのゴールネットに突き刺して優勝に貢献する。




(取材・文 吉田太郎)
●第104回全国高校サッカー選手権特集
[5.31 インターハイ静岡県予選準決勝 静岡学園高 6-1 藤枝東高 藤枝総合]
「めちゃくちゃセンスがある。昔の大島僚太みたいなパスだった」
静岡学園高の川口修監督は試合後、教え子の“名手”MF大島僚太(現・川崎F)の名を挙げて、MF杉之原芽生(2年=静岡学園中出身)のパスを称賛していた。
1-0の前半19分、杉之原は自陣でボールを受けると、センターサークルから相手DFの背後へループパス。これをFW沢井翼(3年)が決め、2点差とした。杉之原は当初、右への展開を考えていたというが、「沢井君が走っているのが見えたんで。目が合ったんで出したら決まるなと思って」咄嗟に判断を変更。「ゴロやったら通らんと思って」やや回転をかけた浮き球パスを沢井の前方に落とし、ゴールを演出した。
川口監督は「ボランチから背後に出すパスとかってなかなかセンスがないとできないこと。(多くのボランチは)散らすのはできるんだけど、彼は決定的な仕事までいける、ラストパスを出せる。杉之原が凄い成長してきている」とコメント。そのセンスを褒めちぎっていた。
杉之原にとって大島は憧れで普段から参考にしているプレーヤー。大島との比較を素直に喜び、「(大島の)パススピードとターンの最後の判断とか、奪われないところとか、自分で剥がしていくところをもっと取り入れていきたい」と力を込めていた。
この日、杉之原は序盤からエネルギッシュな動きを見せていた。4分には右スローインの流れからボールを受けると、左足クロス。CBの背後を狙ったボールがオウンゴールを誘い、先制点となった。
「立ち上がりはもうみんなで前から全部行くって感じでやっていたんで、それでゴールできて良かったです」。咆哮してゴールを喜ぶと、その後も運動量を増やして攻守両面でボールに絡み、2本のミドルシュートにもチャレンジした。
杉之原は4月のプリンスリーグ東海開幕時点ではサブ。だが、「守備を持って強く行って、絶対に奪ってやる」という部分を表現し、チャンスを掴んだ。そして、現在は先輩MF足立羽琉主将(3年)とのダブルボランチでゲームをコントロール。ボールを保持しながら攻めるチームの生命線になっている。
ただし、試合後は自分の浮き球パスを跳ね返されたところから失点したことを猛省。「あの失点がなかったら最高でした」。この半年間で元々特長としてきた走る力と失わない力をさらに強化。今後はどの試合でも「ハードワークすることを」大事に、ドリブルで運ぶ力やミドルシュートで決め切る力をより求めていく。
1週間後の決勝では「まずは自分が点を取ってチームを勝たせたいです」ときっぱり。ハードワークする役割だけでなく、大島のようなミドル弾をエコパのゴールネットに突き刺して優勝に貢献する。


前半4分、静岡学園MF杉之原芽生が左足クロス


これが相手オウンゴールを誘い、静岡学園が先制
(取材・文 吉田太郎)
●第104回全国高校サッカー選手権特集



