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[大学選手権]来季広島内定、流経大DF川崎は欠場も「勝てると信じていた」

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[12.21 大学選手権決勝 流経大1-0関学大 味フィ西]

 スタンドから仲間の戦いを見守った。来季、サンフレッチェ広島入団が内定している流通経済大DF川崎裕大(4年=成立学園高)は右足首骨挫傷の影響で今大会を欠場。試合後には「全面に戦う姿勢をみせていたから、勝てると信じていた。4年生の頑張りが良かったと思う」と笑顔をみせた。

 今季はケガに悩まされた。前期リーグ戦は順調にプレーしていた川崎だったが、日本一に輝いた夏の総理大臣杯は欠場。迎えた後期リーグ戦も、故障の影響から9月28日の桐蔭横浜大戦で後半24分から途中出場したのみに終わった。そして迎えた全日本大学選手権。チームは1年間で二度目となる日本一決定戦を迎えたが、川崎は一度もピッチへ立つことはなく、“大学サッカー”引退を迎えた。

 川崎を強行出場させなかった理由について、中野雄二監督は「無理をさせて年明けのJリーグでのキャンプに間に合わなくなるようなことは、避けたかった」とコメント。川崎の“将来”を見据えての決断だったことを明かした。

 仲間の戦いぶりを見守った川崎は「本当によかった」と笑顔。Jの舞台で戦う来季へ向けては「広島の守備陣には代表選出歴のある選手や代表選手が揃ってるので。まずはそういう選手のプレーを盗みたい。そして1年目から試合へ絡んでいければ」と意気込んだ。
 
(取材・文 片岡涼)
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