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[大学選手権]「市船の和泉」から「明治の和泉」へ…大学最後の大会に意気込む「優勝したい」

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 7日、アパマンショップPresents 平成27年度・第64回全日本大学サッカー選手権大会の開幕を前に記者会見が行われた。優勝候補の明治大(関東2)の主将MF和泉竜司(4年=市立船橋高、名古屋グランパス入団内定)は、「チーム一丸で優勝を目指したい」と意気込みを語った。

 昨年度の大会、和泉は直前に腎臓を損傷してしまい、欠場を余儀なくされた。和泉を欠いた明治大は初戦となった2回戦の仙台大戦でまさかの敗戦。「自分たちのやるべきことができなくて、チームとしてバラバラになっていた。初戦はうまくいかないというのを当たりまえと考えて準備することが大事かなと思ってます」。今でも残る悔しい思い。同じ轍を踏むわけにはいかない。

 高校は3年生の時に全国選手権で優勝。しかし大学では一昨年、そして今年の総理大臣杯で準優勝したのみで、全国タイトルはまだない。「入学して4年間、いつも惜しいところでタイトルを逃している。キャプテンとして優勝に導きたい」と力強く話す。

 伝統の紫紺の10番を背負う和泉。「見られていると感じるし、これまで付けてきた選手を考えても、それなりのプレーを見せないといけない」。もう「市船の和泉」ではない。「明治の和泉」が再び伝説を残す。

 大会は8日に開幕。1回戦8試合が4会場で行われる。明治大は10日の2回戦から登場。仙台大(東北)と中京大(東海3)の勝者と対戦する。

(取材・文 児玉幸洋)
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