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[大学選手権]北陸大が澤登氏率いる常葉大浜松撃破で初戦突破!!FW大澤が決勝点:1回戦

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 アパマンショップPresents第64回全日本大学選手権(インカレ)の1回戦が8日に関東各地で行われた。町田市陸上競技場の第1試合では、北陸大(北信越)が常葉大学浜松キャンパス(東海1)と対戦。後半6分にFW大澤敬(4年=浦和東高)が決めたゴールが決勝点となり、1-0で勝利した。2回戦は10日に行われ、北陸大は流通経済大(関東4)と戦う。

 北陸大は4-3-3システムを採用。GK谷垣大輔(3年=伏見工高)、DFラインは右から望月湧斗(4年=洛北高)、野崎正悟(4年=伊奈学園総合高)、深井脩平(4年=大宮ユース)、佐藤仁人(3年=甲府U-18)。中盤がMF武井謙介(3年=F東京U-18)、菅原悠平(4年=浦和東高)、越博康(4年=作陽高)。3トップを横山暁之(1年=東京Vユース)、大澤敬(4年=浦和東高)、FW金睦燦(3年=F東京U-18)が務めた。

 元日本代表の澤登正朗氏が監督を務める常葉大学浜松キャンパスは、4-4-2システムでGK臼井健一郎(3年=岐阜工高)、DFラインは右から藤田将(3年=帝京高)、登崎雅貴(3年=常葉学園橘高)、長島來雅(2年=静岡学園高)、濱一誠(3年=藤枝明誠高)。ダブルボランチは廣岡亮(1年=新潟U-18)と福田涼(4年=帝京三高)。2列目は右からMF本多峻弥(3年=磐田U-18)、左にMF三浦将也(3年=登別大谷高)。2トップをFW遠藤維也(4年=清水商高)、FW大野耀平(3年=帝京高)が担った。

 立ち上がり、流れをつかんだのは常葉大浜松だった。前半2分にはPA手前左で遠藤が倒されるとFKを獲得。藤田が直接狙うもクロスバー上へ外れていった。同13分にはゴール正面から持ち込んだ本多が自らシュートを打つも枠外。精度を欠き、得点にはつながらない。

 前半19分にはCKの流れからチャンスメイク。右CKのこぼれを展開し、登崎が頭で逸らすもDFに阻まれる。クリアボールを拾った本多が右足シュートを狙うもGKに止められた。再び獲得した右CK。PA手前右の距離がある位置でこぼれを拾った廣岡が迷うことなく右足を一閃。強烈な一撃だったがクロスバーを叩いた。1点が遠い。

 対する北陸大はなかなか好機を得ることはできず。それでも望月がオーバーラップで攻め上がると、積極的にクロスを供給。前半22分には中盤での細かなパス交換から最後はゴール前へ横山が飛び出す。つながればGKと1対1というシーンだったがオフサイドの判定。得点にはつなげなかった。同28分にはPA正面で越の縦パスを受けた金が反転から右足シュートを打つも、わずかにポスト左。0-0で前半を終えた。

 後半開始から常葉大浜松は三浦に代えて、MF五島瑠維(2年=報徳学園高)を投入。それでも先にゴールを奪ったのは北陸大だった。右サイドから仕掛けると、横山がドリブルで持ち込み、最後はゴール前のこぼれを大澤が押し込んだ。北陸大が1-0と先制に成功する。

 後半13分には追加点のチャンス。しかし横山のシュートはクロスバーを叩き、こぼれを味方が狙うもわずかに枠を外れた。同20分には最初の交代カードを切ると、金に代わってFW小畑賄人(3年=津工高)をピッチへ送った。

 追いつきたい常葉大浜松は後半15分に中央から崩しにかかり、最後は福田がシュートを打つもGK正面。その後も大野がドリブルで持ち込むなど、必死に攻めかかるが相手の身体を投げ打つ守備に阻まれ、ゴールネットは揺らせない。同28分には左サイドから仕掛けた濱のクロスから大野がすくうようにシュートを放つ。しかし力なく、GK谷垣にキャッチされた。

 後半32分に常葉大浜松は2人目の交代。本多に代わり、MF宮内拓未(4年=神村学園高)。同38分には東海リーグ得点王の大野に代えて、FW内藤猛(4年=伊豆総合高)を送った。1点を守りきりたい北陸大は、同36分に途中出場ながら足を痛めていた小畑を代え、FW川俣将太(3年=栃木ユース)を送る。同42分には越に代わり、MF三輪勇人(4年=作陽高)が投入された。

 時間のなくなるなかで必死に攻め込む常葉大浜松。後半43分にはゴール前混戦からのこぼれに福田が身体を投げ出し、押し込もうとするもわずかにポスト左へ外れる。その後はスコアは動かずに試合は終了。北陸大が1-0で常葉大学浜松キャンパスを下し、初戦を突破した。

■1回戦(12月8日)
[相模原ギオンスタジアム]
高知大 2-1 愛知学院大

[柏の葉公園総合競技場]
福山大 1-5 鹿屋体育大

[町田市陸上競技場]
常葉大学浜松キャンパス 0-1 北陸大

[ゼットエーオリプリスタジアム]
順天堂大 3-1 大阪学院大 

(取材・文 片岡涼)
●第64回全日本大学選手権特集

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