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1年前は青森山田で全国制覇。新潟医療福祉大CB橋本「期待に応えることはできなかった」

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新潟医療福祉大CB橋本恭輔は健闘したが、悔しい初戦敗退に

[12.13 全日本大学選手権1回戦 新潟医療福祉大 0-2 常葉大浜松キャンパス 江戸川]
 
 昨年度、青森山田高のDFリーダーとしてプレミアリーグチャンピオンシップと全国高校選手権優勝に貢献したDF橋本恭輔(1年=青森山田高)が新潟医療福祉大のCBとして先発出場。常葉大学浜松キャンパスの185cmFW濱田駿(4年=浦和東高)相手に空中戦で渡り合うなど健闘を見せていたが、0-1の後半21分に無念の途中交代となった。

 空中戦では相手FWの上方から頭で叩くなど強さを印象付け、また出足の良い潰し、カバーリングも見せていた。だが、本人は「個人的にはビビっちゃいました。分析して相手のFWを潰しに行くことは徹底しようと思ったんですけれども、潰しきれなかった」と首を振る。

 ヘディングでも勢いをつけて遠くに飛ばすことをしなければならなかったが、局面で競り勝つのがやっとで小さなクリアを拾われるなど、相手の勢いを止めることができなかったことを悔やんでいた。

 選手権優勝後は青森山田のイングランド遠征を経験したり、日本高校選抜の欧州遠征メンバーに選ばれるなど、海外選手と対峙する貴重な機会を得た。だが、一方で大学1年目は怪我もあって悔しい1年に。今回は先輩CBとのポジション争いでチャンスを得て先発起用されたが、「期待に応えることができなかった」。

 橋本は「前から課題で凄く分かったのがべディングのところとビルドアップのところ。意識してやれば、さらにチームのプラスになると思うのでそこをまず意識していきたい」。1年前、頂点まで駆け上がった冬とは別の結果となった。だがこの日、大学の全国大会で感じた課題を改善し、来年はチームを勝たせるCBとして全国に再挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)
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