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[MOM672]中央大DF松本大輔(3年)_J内定のエース封じ&炸裂2発! 闘莉王に憧れたCBの輝き

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攻守に渡る活躍を見せたDF松本大輔(3年=帝京三高)がMOM

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]

[12.16 インカレ準々決勝 中央大6-1大阪体育大 AGF]

 関西王者を粉砕したゲームで攻守に魅せた。中央大DF松本大輔(3年=帝京三高)がセットプレーから2ゴール。1-0で迎えた前半19分、MF高岸憲伸(2年=星稜高)が右CKを蹴り込むと、ニアサイドに入った183cmの松本が高い打点から強烈ヘッドで叩き込み、2-0に突き放した。

 終わってみれば圧勝劇となったが、次の1点を与えていれば流れが変わった可能性もあっただけに、勝利を決定付ける3点目が大きかった。迎えたチャンスは後半23分、MF中村亮太朗(4年=新潟明訓高/甲府内定)が左CKを蹴り入れると、再びニアサイドに入った松本が右足ダイレクトで押し込んだ。

 練習してきたセットプレーの形からチームの2点目、3点目を奪取。殊勲のゴールで勝利に結び付けたセンターバックは本職の任務もきっちりと遂行し、J内定のエースを90分間無失点に抑えてみせた。

 対峙したのはサガン鳥栖内定のストライカーFW林大地(4年=履正社高)。背後のスペースを狙われる時間帯もあったが、「内定者を止めれば」という気迫を持って1対1に対応。林のスピードと巧みな体使いに手を焼く場面もあったが、持ち前のフィジカルを生かして激しく寄せれば、ハイボールを跳ね返し、エースを無得点に封じた。

 センターバック一筋。長年憧れてきた存在は田中マルクス闘莉王氏だという。38歳の“闘将”は今季限りで現役を引退したが、「ずっとプレーを見てきた」という理想像だ。J内定者がひしめくチームに身を置く松本は来季のプロ入りを目指す。この一年間はヘディングと対人守備という武器に磨きをかけ、インカレの輝きにつなげた。

「武器がないと生き残れないとプロに入った人たちから聞いて、意識して磨いてきた」と松本。同じポジションの先輩、松本山雅FC内定のDF三ッ田啓希(4年=西武文理高)も「大輔は今日、自分が見てきた中で一番いいパフォーマンスをしていた」と活躍を称えていた。

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(取材・文 佐藤亜希子)
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