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明治大が7発大勝で3冠王手!決勝は桐蔭横浜大と関東1位2位対決に

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 第68回全日本大学サッカー選手権(インカレ)の準決勝が19日に行われ、明治大(関東1)と桐蔭横浜大(関東2)が決勝に勝ち上がった。決勝は22日13時に浦和駒場スタジアムでキックオフする。

 明大対関西学院大(関西2)は壮絶な打ち合いとなった。前半25分に関学大がMF山本悠樹(4年=草津東高/G大阪内定)のロングパスで裏を取ったMF安羅修雅(2年=履正社高)のゴールで先制。

 しかし明大は前半31分にFW佐藤凌我(3年=東福岡高)のゴールで同点に追いつくと、同41分にDF佐藤瑶大(3年=駒澤大高)、同アディショナルタイム2分に佐藤凌我が再び得点して、一気にリードを奪った。

 だが関学大は全く諦めていなかった。後半開始から2枚替え。FW山見大登(2年=大阪学院高)とFW木村勇大(1年=大阪桐蔭高)を投入して流れを引き寄せに行くと、後半2分にその木村が得点。同9分にはFW中村匡克(3年=洛北高)が得点して、何と試合が振り出しに戻る。

 ただ明大の強さはここからだった。DF川上優樹(4年=矢板中央高)とDF小野寺健也(4年=日大藤沢高)を同時投入して守備の安定化を図ったことで落ち着きを取り戻すと、同16分にMF森下龍矢(4年=磐田U-18/鳥栖内定)の突破から佐藤凌我のハットトリックとなるゴールで勝ち越しに成功。

 止まらない明大は同25分にMF中村健人(4年=東福岡高/鹿児島内定)のFKのこぼれ球を小野寺が蹴り込んで5点目。同35分には初戦の前日の負傷によってリハビリを続け、今大会初出場を途中出場で飾っていたエースFW佐藤亮(4年=FC東京U-18)も得点。同36分には佐藤亮のゴールをアシストしていたFW小柏剛(3年=大宮ユース)にも得点が生まれ、終わってみれば7-3の大勝劇となった。

 明大はこれで総理大臣杯、関東リーグ戦1部を合わせた3冠に王手。栗田大輔監督も「ここまで来たら獲りにいきます」と気合十分。8年ぶり6回目となる決勝で、“最強”を証明する。

 もう一試合は桐蔭横浜大が前半21分に主将DF眞鍋旭輝(4年=大津高/山口内定)の得点によって先制。しかしこのまま1-0で逃げ切るかと思われた後半45分に中大はFW小山駿(4年=帝京三高)が起死回生の同点弾を決めて延長戦にもつれ込む。

 しかし延長戦に入ると、延長前半4分に途中出場のMF中井朗人(4年=興國高)が頭で勝ち越し点を決めると、同10分にFW國場龍之介(4年=神村学園高)が加点し、3-1で勝利した。


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