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[MOM762]駒澤大FW土信田悠生(4年)_熊本内定の得点王が2発!! 高め合うJ加入目前のFWトリオ

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駒澤大10番FW土信田悠生

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.11 全日本大学選手権2回戦 東海学園大1-4駒澤大 浦安市]

 駒澤大(関東2)FW土信田悠生(4年=高川学園高/熊本内定)がインカレ初戦で2ゴールを挙げた。

 今季関東大学リーグ1部では14得点を挙げて得点王に輝いたが、土信田は「目指してはいなかった」と率直に振り返る。「プレースタイル的に、自分一人で点取ったりできるタイプではない。みんながいいクロスやボールをくれて自分がたまたま決めただけ。それが結果として得点王になれたのは良かったです」と謙虚に語った。

 土信田を含めたJ内定トリオが並ぶ駒澤大の前線は迫力満点だ。FW宮崎鴻(4年=前橋育英高/栃木内定)とFW荒木駿太(4年=長崎総科大附高/鳥栖内定)も今季リーグ11得点を挙げた。3人のライバル関係が、成長を加速させた。

「ミヤコウと駿太には負けたくない思いがある。あいつらに負けないように日頃から練習して、いい刺激になっています」

 前半45分にPKをきっちりと沈めて先制点を奪うと、2-0で迎えた後半17分、ロングボールを受けた荒木が折り返し、ファーサイドの土信田がドンピシャヘッドでネットを揺らした。クロスボールに入って合わせる、武器のヘディングは破壊力抜群。182cmの恵まれた体躯を生かして前線で体を張り、攻守に躍動した。秋田浩一監督は「器用ではないし、速さはない」と厳しく述べる一方、「真面目にやってきたことが得点王につながった。練習は嘘をつかない」と愚直な取り組みを評価した。

 準々決勝の相手は筑波大。最終戦となった11月13日の対戦では決勝ゴールを挙げ、1-0で勝利した。その試合は得点王争いの直接対決となり、土信田が逆転受賞を叶えた形だった。リベンジを誓う相手を返り討ちにし、目指すは日本一。「自分たちの目標は優勝」と力を込めた。
 
(取材・文 佐藤亜希子)
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