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駒澤大が3発圧倒で明治大を撃破! 最強攻撃陣が君臨…18年以来のインカレ決勝へ!

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駒澤大DF桧山悠也(4年)が追加点

[12.18 インカレ準決勝 明治大0-3駒澤大 NACK5]

 全日本大学サッカー選手権(インカレ)は18日に準決勝を行った。明治大(関東3)と駒澤大(関東2)の対戦は、駒大が3-0で勝利。25日に行われる阪南大との決勝戦に駒を進めた。

 今季3度の対戦で駒大に全敗している明大が、インカレの舞台で雪辱を狙う。3-5-2の布陣を敷き、GKは青嶋佑弥(4年=浜松開誠館高/栃木内定)、3バックは左からDF村上陽介(2年=大宮U18)、DF石井優輝(4年=昌平高)、DF鷲見星河(1年=名古屋U-18)を配置。左WBにはDF加藤蓮(4年=札幌U-18/東京V内定)、右WBはDF岡庭愁人(4年=FC東京U-18/FC東京内定)。中盤にはMF常盤亨太(1年=FC東京U-18)とMF木村卓斗(3年=横浜FMユース)を置き、MF杉浦文哉(4年=名古屋U-18/水戸内定)は攻撃的に動く。2トップはFW藤原悠汰(4年=広島皆実高)とFW赤井裕貴(3年=帝京高)が入った。

 攻撃陣が好調の駒大は、3-4-3の布陣。GK松本瞬(4年=前橋育英高)に、3バックはDF相澤佑哉(3年=熊本ユース)、DF猪俣主真(4年=三浦学苑高)、DF小針宏太郎(2年=鹿島ユース)を並べる。中盤2枚はMF江崎巧朗(4年=ルーテル学院高/熊本内定)とMF宮嵜龍飛(4年=駒大高)。左サイドにDF桧山悠也(4年=市立船橋高)、右サイドにMF中村一貴(4年=駒澤大高)を置く。前線3枚はFW宮崎鴻(4年=前橋育英高/栃木内定)、FW荒木駿太(4年=長崎総科大附高/鳥栖内定)、FW土信田悠生(4年=高川学園高/熊本内定)が入った。

 明大は駒大の攻撃陣対策として3バックを採用。守備で跳ね返しつつ、ボールをつないで守から攻撃に転じていく。だが、なかなかゴールを割ることはできない。すると、一瞬の隙を突かれ、駒大自慢の攻撃陣に失点を喫する。

 駒大は前半26分、後方からのロングボールに宮崎と土信田が反応。ボールはそのまま最前線に流れると、抜け出した荒木が右足でワンタッチ。飛び出した相手GKの頭上を越えるシュートを沈め、先制に成功した。

 さらに、駒大が勢いに乗る。前半32分、右サイドからのロングスローは跳ね返されるが、江崎が右サイドからクロス。PA中央に待ち構えた桧山が頭で合わせ、価値ある2点目を奪った。

 前半を0-2で折り返した明大は、ハーフタイムで杉浦を下げ、FW太田龍之介(2年=岡山U-18)を入れる。後半11分にはCBの石井を下げ、FW佐藤恵允(2年=実践学園高)を投入し、4バックに変更。同19分には木村を下げ、MF田中克幸(2年=帝京長岡高)を入れ、4-2-4の超攻撃的布陣に変えた。27分には佐藤が得意のカットインから右足シュートも、ゴール枠外に外れた。

 駒大も攻撃陣がゴールを脅かす。後半28分には左サイドからのクロスを、土信田が落とし、宮崎がボレー。流れるような連係は惜しくも相手GKに阻まれた。同32分には中村を下げ、MF島崎翔輝(4年=国際学院高)が出場する。

 そして、駒大がダメを押す。後半35分、桧山のロングパスをゴール前の土信田が体を張ってキープ。こぼれたところを、宮崎が押し込み、チーム3点目を挙げた。

 明大は最終的に3-3-4の布陣で1点を狙う。一方、駒大は公式戦7試合連続得点を記録していた土信田を後半40分に下げた。そのまま試合は終了。駒大が明大から今季4度目の勝利をもぎ取り、準優勝に終わった2018年以来となる3大会ぶりの決勝進出を果たした。

(取材・文 石川祐介)
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