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1年生FW片山が一矢報いるも鹿屋体育大は初戦敗退…九州勢は1回戦で全滅

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1得点を決めたFW片山颯人

[12.8 インカレ1回戦 静岡産業大3-1鹿屋体育大 第一カッターフィールド]

 1年生FWが一矢報いた。前半を3点ビハインドで折り返した鹿屋体育大は後半16分、DF德田晃也(2年=倉敷古城池高)のパスからFW片山颯人(1年=米子北高)が右足で決めきり、1点を返した。

 しかし反撃はこの1点のみ。公式記録上、鹿屋体育大のシュートは片山の1本のみだった。「立ち上がりからミスが多くて、そこから失点してしまった。1年生で出させてもらっているので、結果で4年生を勝たせてあげたかったけど、それが出来なかったことは悔しいです」(片山)。九州勢は福岡大と九州産業大も敗れ、1回戦で全滅した。

 片山は昨年度のインターハイで準優勝した米子北の主力FW。その結果で、鹿屋体育大の総合型選抜(SS)入試の条件を満たし、入学を勝ち取った。ルーキーイヤーは九州リーグで7得点。立派な数字を残したが、「まだまだ満足いかない」と驕りはない様子。

 すべては卒業後のプロ入りのため。「好きなプレースタイルは(セルヒオ・)アグエロ」と話す大学1年生は、「3点決められても、自分が4点決めるくらいの実力を持たないとプロには行けないと思っています。ゴール前での駆け引きや、止めて蹴るといった質も、もっと上げていきたいです」と成長を誓った。 

(取材・文 児玉幸洋)
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