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中京大が福岡大に続き筑波大もPK戦撃破で8強へ!!次戦は夏に敗れた新潟医福大とのリベンジマッチ

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中京大が2戦連続のPK戦勝利で3回戦へ

[12.11 インカレ2回戦 中京大2-2(PK5-4)筑波大 AGFフィールド]

 東海勢が大躍進だ!8日の1回戦で九州王者の福岡大のPK勝ちしていた中京大(東海3)は、筑波大(関東3)にもPK勝ち。2点リードを追いつかれてPK戦にまで持ち込まれたが、GK福本悠(2年=G大阪ユース)が5人目をストップ。5-4でPK戦を制して、勝ち上がりを決めた。3回戦は18日、相模原ギオンスタジアムの第1試合で、新潟医療福祉大(北信越1)と対戦する。

 8日の福岡大戦に続き、中京大は背番号19が口火を切った。筑波大のバリエーションのある攻撃を落ち着いてはじき返していた中京大は前半20分、MF有働夢叶(2年=興國高)との連携でMF進藤克樹(3年=富士市立高)が右サイドを突破。クロスを上げると、ファーから走り込んだMF永田貫太(3年=鵬学園高)が右足で合わせる。

 ファーストチャンスを確実に沈めた永田は「チームに勢いをもたらすことが出来た」と胸を張る。さらに1点をリードして折り返した後半開始直後に中京大は、MF藤井皓也(3年=静岡学園高)が高い位置でボールを奪うと、素早くパス。有働がミドルレンジからゴール左隅に正確に蹴り込んで、リードを2点に広げた。

 しかし簡単には負けるわけにはいかない筑波大も、ようやくエンジンがかかり出す。そして後半20分にMF竹内崇人(2年=広島ユース)が蹴った右FKからFW和田育(4年=阪南大高)が合わせて1点を返すと、同36分には左サイドの崩しからゴール前の混戦を竹内が押し込んで、あっという間に同点に追いついた。

 延長戦を戦っても決着がつかなかった試合は、PK戦に突入する。そのPK戦ではお互いのGKがコースを読んで、特に2本目はお互いにあと一歩というプレーをみせるが、4人目までは全員が成功。しかし5人目で蹴った筑波大FW庄司夢ノ介(3年=山形ユース)のシュートを、中京大GK福本が見事にストップ。逆に中京大は、5人目のFW岡本晟也(1年=津工高)まで全員が成功し、勝利をもぎ取った。

 難敵を連破して迎える中京大の次なる相手は、夏の総理大臣杯の初戦で対戦した新潟医療福祉大。東海予選を1位で通過し、自信を持って臨んでいた大会だったが、何も出来ずに0-3で完敗を喫した苦い思い出を持つ相手だ。

 永冨裕也監督も「夏に僕らはボコボコにやられている」と意識を十分にする。ただ「うちもメンバーが代わっている」と話すと、「また映像をみてという風になりますが、しっかりといい状態で、ベストメンバーで臨めればと思います」と気を引き締める。

 選手たちもリベンジへの想いは強く持っている。2戦連続ゴールと好調の永田は「リベンジするしかない。チームは大臣杯の時と確実に違うチームになっていると思う。対戦まで1週間空くので、しっかり休めるところは休みたい。でもコンディションは落としたくないので、このまましっかりと練習して、チームで勝てるように頑張りたい」と力を込めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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