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昨季準V阪南大は2回戦敗退…背番号10FW松原「優勝する強い意志を持っていたので非常に悔しい」

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[12.11 インカレ2回戦 阪南大0-1国士舘大 AGFフィールド]

 昨年度準優勝の阪南大(関西3)は、2回戦で姿を消した。1回戦で広島大(中国2)を延長戦の末に下して勝ち上がってきたが、総理大臣杯王者の国士舘大(関東6)を前に完封負けを喫した。

「去年、決勝まで行って負けた悔しさを1年間意識してきた。リーグ戦でも前期は上手く行かないことが多かったけど、後期巻き返せて、今年はインカレを優勝するという強い意志を持っていたので、非常に悔しいです」

 昨年度大会は決勝で先制点を記録するなど存在感をみせたFW松原大芽(4年=作陽高)。3年時から背番号10を背負い、今季も中心的な活躍が期待されていた。

 しかし春先に右足を肉離れした影響で前期リーグはほとんど試合に絡むことが出来ず、シーズン後半もなかなかコンディションを上げられずにいた。結局、シーズンの得点数は4得点。昨季の10得点を考えれば、到底満足の行くものではなかった。

 ようやくコンディションも9割ほどに回復してきたという今大会。昨年はインカレで活躍してJリーグ入りを勝ち取った先輩たちのように、自身の未来も切りひらくつもりでいた。

 ただ卒業後のプロ入りを諦めるつもりはない。「昨年のインカレで活躍した先輩たちがJ3でやれているので、自分もチャンスがあるかなと思っている。頑張りたいです」。この悔しさは、次なるステージで晴らす。
 
(取材・文 児玉幸洋)
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