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[MOM847]桐蔭横浜大FW山田新(4年)_2戦連発、結婚&第一子誕生の宮城天へ「ゆりかごダンス」

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.18 インカレ3回戦 東京国際大0-2桐蔭横浜大 流通経済大学龍ケ崎フィールド]

 大学サッカーの集大成を飾るべく、エースが絶好調だ。

 桐蔭横浜大は後半13分、W寺沼星文(4年=FCトリプレッタユース/水戸内定)とのワンツーで右サイドを突破したMF楠大樹(4年=桐生一高)の横パスをFW山田新(4年=川崎U-18/川崎内定)が合わせる。11日の北海道教育大岩見沢校戦でも前半終了間際にオーバーヘッドで起死回生の同点弾を決めていた山田は、これで2戦連続ゴールになった。

 得点後にはMF山内日向汰(3年=川崎U-18)と一緒にゆりかごダンスを披露。これは先日、インスタグラムで結婚と第1子となる長女の誕生を報告していたMF宮城天(川崎F→長崎)に向けたもので、ユースの先輩と同期が祝福した形だ。

 インスタグラムでのチームメイトとのやり取りが炎上騒動になっているが、山田は「内輪ノリが公開されてしまったけど、根はいいやつ。頭は悪いかもですけど、悪気は全くないので」とフォロー。自身もSNS上でやり取りをしていたが、改めてゴールパフォーマンスで気持ちを伝えた。

 先週届けられたサポーターの想いに、身を引き締めている。ゴール裏に掲げられた映画「シン・ゴジラ」のタイトルロゴをモジった「シン・ヤマダ」の横断幕は、実際の川崎Fでの試合時にも掲げられたものだった。

 ユース時代に身近に見ていたMF田中碧が、先般のワールドカップで活躍。さらにMF三笘薫や大学の先輩にあたるDF山根視来らのプレーに大いに刺激を受けた様子だ。「素晴らしいお手本ですし、自分も4年後にあそこに立って、日本を勝たせるために、一日一日をやっていくしかないという思いにさせられました」。イメージを膨らませる未来像。その姿に近づくためにも、勝利に導く決定的な仕事をし続ける。

(取材・文 児玉幸洋)
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