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[MOM852]桐蔭横浜大FW山田新(4年)_後半ATの劇的弾でMVP!「自分のゴールで桐蔭を日本一に」の目標達成

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インカレMVPに輝いた山田新

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.1 インカレ決勝 新潟医療福祉大 2-3 桐蔭横浜大 国立]

 これぞエースの仕事!2-2の後半アディショナルタイム、桐蔭横浜大(関東4)はMF神田洸樹(3年=桐光学園高)のスルーパスで前を向いたFW山田新(4年=川崎F U-18/川崎F内定)がゴール前に侵入。エリア手前から豪快に右足を振り抜くゴラッソを決めてみせ、試合に決着をつけた。

 山田は前半26分の場面でもこぼれ球をオーバーヘッドで狙い、クロスバーに当てたものの、FW寺沼星文(4年=FCトリプレッタユース/水戸内定)の同点弾を演出。決勝点の直前にもロングスローの流れを胸トラップで収めて惜しいボレーシュートを放つなど、脅威になり続けていた。

「自分が特別なことをしたわけじゃなく、全員でサッカーをすることが出来た。内定を発表してから注目される中で上手く行かないこともあったけど、インカレだけは自分のゴールで桐蔭を日本一にするという思いで臨んでいたので、それを達成できて嬉しいです」

 新生活に向け、これ以上ない弾みがついた。「FWなので数字が求められると思う」と改めて気を引き締めた山田。「今日のようにフロンターレに勝利をもたらせるようなゴールをたくさん取って、タイトルをもたらしたいなと思います」。

 これまでここ一番の試合を落とすことが多く、勝負弱いと言われ続けてきた桐蔭大。その歴史を変える大仕事をやり遂げたエースが、いよいよ次のステージに進む。

(取材・文 児玉幸洋)
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