浦和内定に横浜FM内定、横浜FC内定らによる大学ラストマッチ豪華競演!インカレ強化ラウンド決勝は新潟医療福祉大が制す
[12.20 インカレ強化ラウンド決勝 新潟医療福祉大2-1桐蔭横浜大 稲毛海浜公園球技場]
第74回全日本大学サッカー選手権大会の強化ラウンド決勝が20日に行われ、新潟医療福祉大(北信越1)が桐蔭横浜大(関東8)を2-1で下した。これにより来年度大会の北信越地区の出場枠が一つ増える。
豪華な組み合わせになった。12月6日に行った予選ラウンドで敗れたことで強化ラウンドに回っていた両校だが、桐蔭大はグループ2を2勝1分で首位通過。新医大はグループ1で京都産業大に続く2位だったが、ワイルドカードでベスト4に勝ち上がっていた。
そして準決勝では桐蔭大が京産大に3-2で競り勝つと、新医大は松本大に2-0で勝利。3年前の2022年度大会で1月1日にインカレの決勝を戦った両チームが、強化ラウンドながら、来季の地域出場枠をかけた決勝で激突した。
また新医大に主将DF細井響(4年=習志野高/横浜FC内定)とFW吉田晃盛(4年=九州国際大付高/北九州内定)。桐蔭大には主将FW肥田野蓮治(4年=関東一高/浦和内定)、DF関富貫太(2年=柏U-18/横浜FM内定)、GK高橋一平(4年=神戸U-18/仙台内定)、MF永井大士(4年=聖和学園高/栃木SC内定)、FW櫻井勇斗(4年=日体大柏高/大分内定)、MF久永瑠音(4年=JFAアカデミー/いわき内定)のJリーグ内定選手がいる注目の一戦にもなった。
スコアは後半に入ってから動いた。11分、左SBの関富が縦に入れたボールを永井がヒールで落とすと、ミドルレンジで前を向いたFW岡崎寅太郎(2年=川崎U-18)が右足を一閃。華麗な放物線を描いたシュートがゴール左隅に決まり、桐蔭大が先制に成功した。
さらに肥田野と関富のコンビで左サイドで優位を作る桐蔭大は、後半25分にも関富のクロスにU-22日本代表FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(2年=修徳高)がヘディングで飛び込む場面を作るが、枠内を捉えることはできなかった。
すると終盤にかけて流れは新医大に傾いていく。そして後半37分、新医大は途中からの出場になっていた吉田晃がエリア内でDF飯島大地(3年=桐蔭学園高)に倒されてPKを獲得する。
これを細井が決めて同点に追いつくと、後半45分にはDF杉野太一(1年=桐光学園高)の右サイドからの横パスを受けたMF立川遼翔(1年=京都U-18)がエリア内にスルーパス。ここに走り込んだMF若林来希(2年=尚志高)がGKのニアを抜いて試合をひっくり返した。
直近3年で2度のインカレ準優勝だった新医大だが、今年は予選ラウンドで大阪体育大に0-0から進んだPK戦の末に敗れて決勝ラウンドへの進出を逃していた。
強化ラウンドは優勝チームの地域に次年度大会の出場枠が与えられるが、当該年度のチームへの恩恵は少ない。そのため昨年度は 3年生以下のメンバーで出場するチームもあったが、今年は“ベストメンバー”で臨まなければいけない規定が新設されていた。
細井も「確かに気持ちの作り方は難しかった」と素直な思いを口にしたが「そこは自分が先頭に立って、このチームのあるべき姿、プライドを共有しながら、ここで終わったらただの弱かったチームで終わる感覚があったので、チーム全体に思いを伝えながらやってきた」と“優勝”という結果を掴めたことに胸を張る。
また細井は決勝の舞台に立たせてもらった立場だった。前日の準決勝は累積警告で出場停止。昨年度大会の準決勝でも当時の主将DF秋元琉星(現群馬)が出場停止。主将の不在を力に変えられることを身をもって知っていた。「そこはチームに感謝。PKも晃盛が蹴るかなと思ったけど、譲ってくれたので、気持ちで押し込むだけでした」。
来月からはいよいよ、横浜FCの選手としてのプロ1年目がスタートする。とはいえ、特別指定選手として参加した今季も9月以降のJ1で8試合に出場。9月28日の湘南戦では、自身のロングスローからこぼれ球を拾って“自己完結”する初ゴールも決めてみせた。
今シーズンの経験は大きなアドバンテージになるはず。細井も「個人としてはここからがスタート。この1年で学んだ経験を来年に生かさないと恩返しできないと思うので、この1年の経験を大事にしてスタートしていきたい」と意気込んだ。
(取材・文 児玉幸洋)
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第74回全日本大学サッカー選手権大会の強化ラウンド決勝が20日に行われ、新潟医療福祉大(北信越1)が桐蔭横浜大(関東8)を2-1で下した。これにより来年度大会の北信越地区の出場枠が一つ増える。
豪華な組み合わせになった。12月6日に行った予選ラウンドで敗れたことで強化ラウンドに回っていた両校だが、桐蔭大はグループ2を2勝1分で首位通過。新医大はグループ1で京都産業大に続く2位だったが、ワイルドカードでベスト4に勝ち上がっていた。
そして準決勝では桐蔭大が京産大に3-2で競り勝つと、新医大は松本大に2-0で勝利。3年前の2022年度大会で1月1日にインカレの決勝を戦った両チームが、強化ラウンドながら、来季の地域出場枠をかけた決勝で激突した。
また新医大に主将DF細井響(4年=習志野高/横浜FC内定)とFW吉田晃盛(4年=九州国際大付高/北九州内定)。桐蔭大には主将FW肥田野蓮治(4年=関東一高/浦和内定)、DF関富貫太(2年=柏U-18/横浜FM内定)、GK高橋一平(4年=神戸U-18/仙台内定)、MF永井大士(4年=聖和学園高/栃木SC内定)、FW櫻井勇斗(4年=日体大柏高/大分内定)、MF久永瑠音(4年=JFAアカデミー/いわき内定)のJリーグ内定選手がいる注目の一戦にもなった。
スコアは後半に入ってから動いた。11分、左SBの関富が縦に入れたボールを永井がヒールで落とすと、ミドルレンジで前を向いたFW岡崎寅太郎(2年=川崎U-18)が右足を一閃。華麗な放物線を描いたシュートがゴール左隅に決まり、桐蔭大が先制に成功した。
さらに肥田野と関富のコンビで左サイドで優位を作る桐蔭大は、後半25分にも関富のクロスにU-22日本代表FWンワディケ・ウチェ・ブライアン世雄(2年=修徳高)がヘディングで飛び込む場面を作るが、枠内を捉えることはできなかった。
すると終盤にかけて流れは新医大に傾いていく。そして後半37分、新医大は途中からの出場になっていた吉田晃がエリア内でDF飯島大地(3年=桐蔭学園高)に倒されてPKを獲得する。
これを細井が決めて同点に追いつくと、後半45分にはDF杉野太一(1年=桐光学園高)の右サイドからの横パスを受けたMF立川遼翔(1年=京都U-18)がエリア内にスルーパス。ここに走り込んだMF若林来希(2年=尚志高)がGKのニアを抜いて試合をひっくり返した。
直近3年で2度のインカレ準優勝だった新医大だが、今年は予選ラウンドで大阪体育大に0-0から進んだPK戦の末に敗れて決勝ラウンドへの進出を逃していた。
強化ラウンドは優勝チームの地域に次年度大会の出場枠が与えられるが、当該年度のチームへの恩恵は少ない。そのため昨年度は 3年生以下のメンバーで出場するチームもあったが、今年は“ベストメンバー”で臨まなければいけない規定が新設されていた。
細井も「確かに気持ちの作り方は難しかった」と素直な思いを口にしたが「そこは自分が先頭に立って、このチームのあるべき姿、プライドを共有しながら、ここで終わったらただの弱かったチームで終わる感覚があったので、チーム全体に思いを伝えながらやってきた」と“優勝”という結果を掴めたことに胸を張る。
また細井は決勝の舞台に立たせてもらった立場だった。前日の準決勝は累積警告で出場停止。昨年度大会の準決勝でも当時の主将DF秋元琉星(現群馬)が出場停止。主将の不在を力に変えられることを身をもって知っていた。「そこはチームに感謝。PKも晃盛が蹴るかなと思ったけど、譲ってくれたので、気持ちで押し込むだけでした」。
来月からはいよいよ、横浜FCの選手としてのプロ1年目がスタートする。とはいえ、特別指定選手として参加した今季も9月以降のJ1で8試合に出場。9月28日の湘南戦では、自身のロングスローからこぼれ球を拾って“自己完結”する初ゴールも決めてみせた。
今シーズンの経験は大きなアドバンテージになるはず。細井も「個人としてはここからがスタート。この1年で学んだ経験を来年に生かさないと恩返しできないと思うので、この1年の経験を大事にしてスタートしていきたい」と意気込んだ。
(取材・文 児玉幸洋)
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