beacon

[大学選手権]“専大の天才マエストロ”千葉内定MF町田「前の試合よりも成長できた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12.25 全日本大学選手権準決勝 専修大2-0中京大 西が丘]

 ジェフユナイテッド千葉加入内定の専修大MF町田也真人(4年=埼玉栄高)は試合開始後約20秒で放ったヘディングシュートで先制ゴールを演出し、前半39分には一撃必殺のスルーパスをMF仲川輝人へ通して2点目のゴールをアシストした。「中1日だったのでいけるところまでいきたいという意識だった」と立ち上がりからハイペースで走り回ると、局面ではその技術とキープ力でボールを落ち着かせ、さらに相手の急所を射抜くようなパス。9ゴールの大勝へ導いた初戦、自らの2ゴールで勝敗の行方を大きく傾けた準々決勝に続き、この日も十分な存在感を発揮していた。

 2得点に加えて再三ボールに絡むもミスが多く、「自分がミスをしてはいけない」と表情を曇らせていた準々決勝の試合後とは違った。ミスが少なく安定したプレーに「この前の試合よりも成長できた」と手ごたえのコメント。大学生活最終戦となる12年1月5日の決勝を好感触で迎えることができそうだ。「細かなミスを修正して万全のコンディションでもっといいプレーがしたい」。全国の大学チームのなかで国立ファイナルの舞台に立つ事ができるのは2チームだけ。“専大の天才マエストロ”と評されるMFが憧れの舞台で最高の指揮を執る。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
第60回全日本大学選手権

TOP