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本田が背番号4で最終予選へ、栗原「本田クンが付けた方が盛り上がる」

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 日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)が6月のW杯アジア最終予選3連戦も背番号4を付けて臨むことになった。287日ぶりの代表戦出場となった23日のアゼルバイジャン戦(2-0)で、これまでの18番ではなく、4番を背負ってピッチに立った本田。ザックジャパンでもともと4番を任されてきたDF栗原勇蔵(横浜FM)が“譲った”ことで背番号の変更が実現したが、栗原は「自分はあんまり(背番号に)こだわりがない。本田クンが付けた方が盛り上がると思うので」と、今後も引き続き本田に4番を任せる意向を示した。

 本田はアゼルバイジャン戦後、背番号を4に変更したことについて「もともと18番は与えられた番号。好きか、好きじゃないかと言われれば、あんまり好きじゃない。好きな番号を聞かれたら、前から言っているけど、10番。でも10番は決まってるでしょ。現実的に面白い番号が何か考えたら、3か4が好きかなと思った」と説明。これまでザックジャパンで3番を付けてきたDF駒野友一(磐田)、4番を背負ってきた栗原と“交渉”したことを明かしていた。

 駒野には断られたそうだが、栗原は「彼が『付けたい』と言ったので。もともと(4番が)自分の番号とは思っていなかったし、快く譲ったというか、『付けてください』と。自分は何番でもいい。試合に出られるようにがんばりたい」と、あらためて当時の状況を振り返った。

 一方、本田は新背番号4で臨むW杯アジア最終予選について、「バルサでもアウェーで毎回苦しむのは、引いた相手をなかなか崩し切れないから」とバルセロナを引き合いに出し、引いて守る相手との戦いが多いアジア予選へ「紙一重でも勝つことが大事。大差で勝てるほど、サッカーは甘くない」と気を引き締めた。

 自身が負傷離脱中だったW杯アジア3次予選については「まだゴールシーンも見ていない」そうだが、最終予選進出決定後に連敗した昨年11月15日の北朝鮮戦(0-1)、今年2月29日のウズベキスタン戦(0-1)に関しては「あまり参考にならない」と指摘。「親善試合とはいえ、こないだの試合(アゼルバイジャン戦)でその流れは断ち切った。ここから最終予選の中で勝ち癖を付けていく必要がある。勝ち癖を付けられるか、付けられないかの3試合になる」と、6月の3連戦を重要視していた。

(取材・文 西山紘平)

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