beacon

香川「やりがいのあるサッカーができた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.12 W杯アジア最終予選 オーストラリア1-1日本 ブリスベン]

 フィジカルの強い相手への対応、ロングボールの処理……。FW香川真司(ドルトムント)は「日本はどうしてもそういう相手に難しい戦いを強いられている。ヨーロッパにはフィジカルが強くてもっと組織的な相手もいるし、もっとチームとして負けない戦い方をしないといけないという課題が残った」と振り返りながら、「でも、やっていて今日は楽しい90分だったし、やりがいのあるサッカーができた」と前向きに言った。

 最終予選3試合目にして初めての骨のある相手。アウェー、悪芝、フィジカル的な違い。いくつものハンデを背負いながらも、パスワークからある程度の崩しはできていた。

 ただ、3連戦を通じてのパフォーマンスという意味では、「3試合で1点しか取っていないので、自分としてはがっかりしている」と悔しがる。「代表は短い期間でメンタルやチームの組織を作っていく難しさがあるのを感じた。だからこそもっと責任感を感じながらやっていかないといけないと思う」というコメントには、現状を鋭く見つめ、少しでも上を目指していこうとする、香川らしさがにじみ出ている。

「予選が終わってから話します」と言っていたマンチェスター・ユナイテッドへの移籍に関しては「とりあえず特に進展はないのですが、そういう話はしているので、しっかりした話を報告したいです」と話した。今後は日本に一度帰国し「その後は未定です」。まずはゆっくりと体を休め、来季に備える。

(取材・文 矢内由美子)

▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集

TOP