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合流即試合のラトビア戦、川島「厳しい日程も打ち破っていく」

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 結果はもちろん、内容にもこだわる。日本代表GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)は6日のラトビア戦に向け、「集まるのは久々で、今年初めての試合だけど、僕らが見据えているのは3月のヨルダン戦。その準備として意識していかないといけない」と力を込めた。

 川島自身、試合前日の合流となった。「こういう日程も慣れてきた。コンディションもそうだし、メンタル的にも気負うことはない」。そう不安を一蹴したうえで「でも結局は試合で100%のプレーを出せないと意味がない。(ベルギーに)帰ったらコンディションが落ちていることもなく、そこまで含めて準備しないといけない」と力説した。

 2月の親善試合は国内組がオフ明けということもあり、過去の国際Aマッチでも低調なパフォーマンスに終わることは多かった。試合勘に不安のない欧州組が増えたとはいえ、移動距離や時差を考えれば、厳しい日程であることに変わりはない。

「代表は常に言い訳ができない。厳しい日程でも、常に高いパフォーマンスを求めているし、今までパッと集まったときにはいいパフォーマンスでできないこともあったけど、それを打ち破っていかないといけない」。勝てばW杯出場が決まる3月26日のヨルダン戦に向けても、ここで結果、内容ともに次へつながる試合にするつもりだ。

「昨年10月にはフランス、ブラジルともやれたし、方向性としては確実に成長している。個人の活躍がチームの成長につながる。代表はしばらく空いたけど、その間に個人としてどれだけ成長しているか。それを代表チームとして発揮するのにいい機会だと思う」。ブラジルW杯に向けて、歩みを止めている時間はない。チームコンセプトの再確認とともに、個人の成長をピッチで証明する一戦と位置付けた。

(取材・文 西山紘平)

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