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U-15代表定着へ、青森山田中10番三上と攻撃的SB野崎がアピール誓う

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 15年U-17W杯でのファイナリストを目指す98JAPANことU-15日本代表候補。98年生まれでは、次々と通すスルーパスとわずかな隙を逃さないドリブルなどで大宮ジュニアユースをJFAプレミアカップと全日本ユース(U-15)選手権決勝へ導いたMF黒川淳史やMF佐々木匠(仙台ジュニアユース)、GK波多野豪(F東京U-15むさし)、DF冨安健洋(福岡U-15)の4人が今月下旬から1世代上のU-16日本代表フランス遠征に招集されているが、他の選手たちはまずU-15代表定着へ向けて自分の武器でアピールしていく。

 全国中学校大会優勝の青森山田中で10番を背負ったMF三上孝太(写真)は「離すところ離して、ドリブルするところはドリブルして、しっかりと点を取る。あと、攻守の切り替えをすること。そしてチームをまとめることができたらと思います」と意気込み、昨年、全国大会で2度決勝進出している大宮ジュニアユースの攻撃的左SB野崎玲央は「(武器である)ビルドアップとかパスの部分を出しながら、苦手な点を伸ばして行きたい」と誓った。

 三上が「やる前は楽しみというか、ワクワクしていて、やってみたらみんな接しやすくて仲良くなれた」という練習初日。イメージしていた以上の部分もあった。野崎は「身体の入れ方とか、(チームよりも)こだわっている。ミニゲームをやったときにみんな上手いなと思いました」。初練習を経て、気持ちは引き締まっている。

 今回の合宿はあと2日間で最終日の10日には練習試合も組み込まれている。まずは現在の自分を知り、3大会連続で指揮を執る吉武博文監督らコーチ陣からアジア、世界のレベルを知ること。意識を高め、それぞれが所属チーム、代表内での競争にも勝つ実力を身につけて、9月のAFC U-16選手権2014予選へ向かう。

(取材・文 吉田太郎)

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