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今野&麻也の牙城を崩す、森重「2人を脅かす存在になる」

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 CBのポジション争いに新風を吹き込む。4年半ぶりの代表復帰を果たした日本代表DF森重真人(F東京)が21日の中国戦で先発デビューを果たす可能性が高まった。

 19日、20日の練習では2日連続でDF栗原勇蔵とCBを組み、守備の連係を確認。「特別、すごいことをやっているわけではない。(最終ラインを)上げられるときは上げて、相手が蹴れるときは準備をする。基本的なこと。フォーメーションもチームと一緒だし、そんなに変わりはない」。ザックジャパン初選出で練習は2日間。準備期間は短いが、それを言い訳にするつもりはない。

 08年の北京五輪に出場した森重だが、A代表は09年1月20日のアジア杯予選・イエメン戦(2-1)以来、4年半ぶり。当時は試合出場がかなわず、中国戦に出場すれば、待望のA代表デビューとなる。代表から遠ざかっていた4年半。「代表は常に頭にあった」と言う。

「CBとして今、出ている2人を脅かす存在になると決めてきた。自信を持ってやっているし、そこに割り込んでいく強い気持ちでやっている」。DF今野泰幸、DF吉田麻也という両CBが定位置をつかんでいるザックジャパン。そこに割って入る絶好のチャンスを逃すつもりはない。

(取材・文 西山紘平)

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