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なでしこジャパンは対中国戦7連続完封勝利

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[7.20 東アジア杯 日本女子2-0中国女子 ソウル]

 キックオフは16時15分。30度近い蒸し暑さの中、なでしこジャパン守備陣は最後まで集中力を失わず、無失点で開幕戦勝利で飾った


「非常に湿度の高い、厳しい環境で、選手はボールを動かしながら最後まで辛抱強く戦ってくれた」。佐々木則夫監督は胸をなで下ろした。

 中国とは08年6月5日にベトナムで行われた女子アジア杯で敗れたのを最後に、6試合連続完封勝利中だった。

 この日は先発に20歳以下が3人入るなど若返った中国を相手に、ほぼ危なげない試合運びで圧倒。カウンター攻撃を受ける場面もあったが、決定機を作らせることはほとんどなく、安定感のある守備を見せつけた。これで中国戦は7試合連続無失点勝利だ。

 DF熊谷紗希(オリンピック・リヨン)は「ディフェンダーとして無失点というのは自信にもつながるし、90分通して集中して守れていたと思う。90分間0点で抑えたというのは次にもつながる」と胸を張る。

 チームは6月の親善試合で3試合未勝利だったが、無失点勝利で嫌な流れを断ち切ることができそうだ。

「プレッシャーには感じていなかったし、下を向くことはなかったけど、勝っていないのは自分たちの実力。勝てて良かった」と言う熊谷は「まだ大会が始まったばかりだし、中国に勝っただけ。今日はゼロに抑えられて手応えを感じるが、チームとしても個人としてもさらに成長していきたい」とすぐに次の北朝鮮戦を見据えていた。

(取材・文 矢内由美子)

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