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本田との“星稜ホットライン”に自信、豊田「イメージはある」

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 星稜高(石川)の先輩後輩にあたるFW豊田陽平(鳥栖)とMF本田圭佑(CSKAモスクワ)が初めてA代表で顔を合わせた。1学年上の豊田は「(練習前の)食事会場でちょっと話した。近況だったり、普通の会話。サッカーの話はしてない」と明かすと、「みなさんが期待しているような話はないですよ」と笑った。

 高校卒業後も本田が名古屋に入団した05年から2シーズンにわたってチームメイトとしてプレーし、08年の北京五輪もともに戦った。後輩である本田は08年にA代表デビューし、10年の南アフリカW杯後はフル代表の中心選手として活躍。遅れること5年、豊田も東アジア杯でA代表に初招集され、得点こそなかったが、2アシストを記録するなどポストプレーやチャンスメイクで1トップとしての役割を十二分に果たした。

 そして、14日のウルグアイ戦(宮城ス)に向けた日本代表メンバーに引き続き選出され、待望のそろい踏み。そろってプレーしたのは「だいぶ昔だから」と言いながらも、「自分も彼もいろんな面で成長していると思うけど、初めてやるわけではないのでイメージはある。変わっている部分もあるだろうし、変わってない部分もあると思う。らしさは変わってない。そこはいいことだと思う」と、08年8月13日の北京五輪・オランダ戦以来、5年ぶりとなる“競演”を待ちわびた。

「(本田は)高校時代は今ほどゴールに執着していなかった。僕は昔からストライカーだったけど、鳥栖に来てからはチームのためにという犠牲心を植え付けられていると思う」。互いに成長を遂げ、A代表で“再会”した2人。1トップ・豊田、トップ下・本田の星稜ホットラインがザックジャパンの新たな武器となるか。

(取材・文 西山紘平)

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