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[AFC U-22選手権]スーパーミドルの中島「ゴールを見て打ったら入らない」

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[1.12 AFC U-22選手権グループC第1節 日本3-3イラン]

 オマーンで開催されているAFC U-22選手権は12日、グループリーグ第1節を行い、U-21日本代表はU-22イラン代表と対戦し、3-3で引き分けた。2-3の後半21分、右足アウトにかけた豪快ミドルで同点弾を叩き込んだFW中島翔哉(東京V)は「ゴールを見て打ったら入らない(相手GKも気づく)から、見ないことを意識した」とスーパーゴールを振り返った。

「去年、スペイン遠征(アルクディア国際ユースサッカートーナメント)のアルゼンチン戦でも同じようなゴールを決めた」という中島。左サイドからDFを一人かわして中に運び、迷わず右足を振り抜いた。アウト回転のかかったボールは逆のサイドネットへ一直線。「ゴールを見て打ったら入らない(相手GKも気づく)から、見ないことを意識した。勝ち越しゴールを決められてよかった」と、手倉森ジャパンでの初ゴールを素直に喜んだ。

 しかし、チームにその後、勝ち越しゴールを挙げることができず、初戦は3-3ドロー。中島自身、切れ味鋭いドリブルで再三、左サイドからチャンスをつくっていただけに、「もう1点取れたと思う」と満足はしていない。得点後はベンチに向かって走っていき、手倉森誠監督と抱き合った。「ベンチに走ったら監督がいた。監督は守備に関しては哲学を持っている人。攻撃は自由にやらせてくれる。面白いサッカーができるんじゃないかと思う」。今大会では10番を背負うが、「周りが期待してくれるなら活躍したい」と誓っていた。

(取材 了戒美子)

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