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最終日にU-19代表と練習試合、手倉森監督「負けたら次は呼ばない」

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 リオデジャネイロ五輪を目指すU-21日本代表候補が24日、都内で3日間の短期合宿をスタートさせた。合宿最終日の26日には、今秋にAFC U-19選手権を控えるU-19日本代表候補との練習試合も予定されており、世代別代表による“兄弟対決”が実現する。

 U-21日本代表の手倉森誠監督はU-19世代の選手について「U-20W杯に専念させる」との方針を示しており、AFC U-19選手権を突破した場合、来年のU-20W杯が終わるまで“飛び級招集”はしない考えだ。「今年、合流することはないけど、U-20W杯が終われば当然、戦力。それまではW杯に専念させるので、こういう形でしか見れない」。U-19世代にはFW南野拓実(C大阪)ら現状でもU-21代表の戦力になる選手がいるだけに、U-21世代の強化と同時にU-19世代の“視察”という一石二鳥の機会になる。

 とはいえ、“兄貴分”であるU-21代表候補にとっては負けられない試合だ。手倉森ジャパン初招集となったDF岩波拓也(神戸)は「プライドもある。練習試合だけど、しっかりやりたい。(南野)拓実に気持ちよくやらせないようにしたい」と、早くも意気込んでいる。11年夏のU-17W杯に出場した岩波やMF中島翔哉(富山)、DF植田直通(鹿島)、FW鈴木武蔵(新潟)らにとっては、U-19代表候補の南野やMF高木大輔(東京V)、MF望月嶺臣(名古屋)、MF松本昌也(大分)らは当時のチームメイトでもあり、「U-17W杯で一緒に戦った仲間もいる。みんなで競争していきたい」と、互いに刺激し合う試合となるのは間違いない。

 手倉森監督は「負けたら次は呼ばない」とジョークを飛ばしながら、「いい勝負になると思うが、兄貴分としてしっかり示さないといけない」と、U-21世代の奮起にも期待する。「U-19日本代表はW杯予選(AFC U-19選手権)が始まるので、お灸を据えてあげることも大事かな。勝たせて自信を持たせることも一つの手かもしれないけど、自分としてはそういうわけにはいかない」と冗談交じりに笑った。

(取材・文 西山紘平)

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