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[U-17女子W杯]リトルなでしこが快挙、スペイン下し大会初制覇!!

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[4.4 U-17女子W杯 U-17日本2-0U-17スペイン]

 快挙だ。コスタリカで開催されているU-17女子W杯は4日、決勝戦を行い、U-17日本代表(リトルなでしこ)がU-17スペイン代表を2-0で下し、大会初制覇を果たした。FIFA所要の国際大会で日本代表が優勝するのは、2011年に女子W杯を制した日本女子代表(なでしこジャパン)以来、2度目となった。

 2年毎に行われているU-17女子W杯は、今大会で4回目となる。すべての大会に出場している日本は、10年大会で準優勝という結果を残している。初優勝をかけて戦う相手は、大会初戦となった16日のグループリーグ初戦で戦っているスペイン。2-0で快勝しているだけに、大きな期待が集まった。

 破竹の勢いを見せるリトルなでしこは、この試合でも幸先の良い出足を見せる。前半5分、パスをつなぎながらゴール前に侵入すると、DF松原志歩がミドルを狙う。GKが手に当て、クロスバーを叩くが、猛然と詰めたMF西田明華が押し込み、先制点を奪う。さらに同7分にはCKの流れから、DF宮川麻都がゴールネットを揺らす。これは直前のプレーでゴールラインを割っていたと判断され、ノーゴールになったが、押せ押せの展開が続いた。

 しかし徐々にスペインが落ち着きを取り戻したこともあり、試合はこう着する。前半27分には、FW小林里歌子のお膳立てから、MF長谷川唯が決定機を迎えるが、シュートは左に外れる。試合はこのまま、リトルなでしこが1点リードする展開でハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても緊張状態は続いた。追加点を奪って、楽に試合を進めたかったリトルなでしこだが、スペインの固い守りを前に、なかなか効果的な攻撃を繰り出せない。後半25分にはスローインのボールを受けた途中出場のFW児野楓香がDFと入れ替わる巧さを見せ、GKと1対1の状況を作り出すが、シュートはGKに弾き出されてしまった。

 しかしついにリトルなでしこがやってのける。後半32分、左サイドから中央の小林にパスが入ると、小林がワンタッチで叩く。このスルーパスに斜めに走り込んだ児野が反応。完璧なGKとの1対1。フェイントでGKの体勢を崩すと、ゴール右隅に流し込み、待望の追加点をゲットした。

 このまま2-0で逃げ切ったリトルなでしこ。今大会通算の得点は23、失点はわずかに1、6戦全勝と圧倒的な強さを見せての大会初制覇となった。

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