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スロバキア遠征のU-18代表は順位決定戦で大勝、7位で大会を終える

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 スロバキアに遠征しているU-18日本代表は2日、スロバキアカップの7位8位決定戦でUAEに6-0で大勝し、7位で大会を終えた。

 前半5分、FW杉森考起のゴールで先制すると、同13分にFW中島賢星が追加点を決め、前半を2-0で折り返した。後半10分にFW渡邊凌磨のゴールで突き放すと、後半23分、28分にFW大島康樹が連続ゴール。後半33分にはMF井手口陽介が自ら獲得したPKを決め、ダメを押した。

 グループリーグは3試合連続の無得点に終わり、1分2敗の最下位で順位決定戦に回ったが、大会初ゴールを皮切りに大量6ゴール。最終戦を白星で飾った。なお、日本はフェアプレー賞を獲得している。

以下、JFA公式サイトより出場メンバーと試合後のコメント

▽GK
川島大輝
▽DF
石田崚真
茂木力也
(65分→松原后)
三竿健斗
水谷拓磨
▽MF
坂井大将
(65分→小川紘生)
井手口陽介
丸岡満
(53分→鈴木徳真)
中野雅臣
(59分→大島康樹)
▽FW
中島賢星
(50分→会津雄生)
杉森考起
(41分→渡邊凌磨)
▼控え
GK:吉丸絢梓

鈴木政一監督
「素晴らしい大会に参加でき、うれしく思います。順位決定戦でようやく得点が決まり、勝利することができましたが、試合を重ねるごとにチームとして成長し、ゲーム内容も良くなってきたと思います。選手には、試合中に良い判断ができたときにいかに精度の高いプレーをすることができるかが重要だと話し、その判断をチーム全員で共有することができれば得点のチャンスを多くつくれると伝えました。今回の経験を所属クラブに戻り、今後の活動に活かしてもらえればと思います」

●DF三竿健斗(東京Vユース)
「今回の大会は優勝を目指して参加しましたが、7位という結果で終わり、とても悔しいです。グループリーグ3試合では、試合を重ねるごとに内容は良くなりましたが、ゴールへ向かう突破やシュートの回数、精度が低いと感じました。順位決定戦ではグループリーグで出た課題を改善しようとチームとして強く意識して臨み大量得点をすることができました。U-18日本代表の活動は終わりますが、U-19日本代表に呼んでもらえるようこれからも努力していきたいと思います」

●MF丸岡満(ドルトムントU-23)
「4試合を通してたくさんの課題が見つかりました。グループリーグ3試合では無得点に終わるという結果になりました。ボールを保持しているけど、なかなか相手を崩せずシュートを打つことができませんでした。ゴール前でのアグレッシブさだったり、少ないチャンスで決める、どんな角度からでも狙ってくる、そういうところをチーム全体が感じたと思います。この悔しい経験を生かしステップアップしていきたいです」

●FW中島賢星(東福岡高)
「一戦一戦、試合を重ねるごとに自分たちが目指しているサッカーができつつありましたが、課題である決定力不足も目立ち、チームとして改善しないといけないと思いました。個人としてはゴール前での精度をもっと高めないといけないと思ったので、チームに帰り、少しでも改善できるように練習から取り組んでいきたいです」

●MF井手口陽介(G大阪)
「グループリーグ3試合無得点でしたし、1勝もできていなかったので、順位決定戦は内容も含めて勝利にこだわって戦う意識を強くもって試合に臨めたと思います。相手はラインが高く、FWとサイドハーフのタイミングが合えば確実に点を取れると思っていたので、裏へのパスやくさびに当てるボールを意識してパスを送り、それがゴールにつながって良かったです。最後に勝てて良かったですが、大会を通してまだまだ通用できないところや相手選手の良いところを見つけられて、良い経験になりました。この経験をチームに帰っても活かせるように頑張ります」

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