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逆転弾のMF香川は仕上がりに手応え「すごく良い状態」

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[6.2 国際親善試合 日本3-1コスタリカ タンパ]

 待ち焦がれていたゴールだった。1-1で迎えた後半35分、日本代表MF香川真司(マンチェスター・U)は、FW柿谷曜一朗(C大阪)にパスを出すと、そのままPA内に侵入。C大阪で同期だった柿谷からのリターンパスを受けると、ボールをコントロールして右足でゴールネットを揺らした。このゴールで逆転した日本代表は、アディショナルタイムにも柿谷がゴールを決め、3-1で勝利している。

 渡欧後、2度のブンデスリーガ制覇、さらにプレミアリーグ制覇も経験した香川だが、2013-14シーズンは、キャリアで初めてノーゴールで1年を終えた。W杯を前に個人としても結果を欲しい中で、香川は逆転ゴールを記録し、チームの逆転勝利に貢献した。

 試合後、香川は「やっぱり逆転で勝ち切って、なおかつ失点も最小限に抑えられたことは、すごい良かったです」と、納得の表情で試合を振り返った。

 前半は左サイドから崩される機会も多かった。ボールを良い形で奪えずに、なかなか攻撃につなげられなかったが、後半は守備面の修正が奏功していた。香川も「DFの仕方的にもっとうまくみんなで守れるところが、全体的にうまく守れなかったので。そこをうまく限定しながら後半は入れたので良かったです」と、修正できたことに手応えを口にした。

 ただし、W杯優勝を目標に掲げる中で、まだまだ満足はできない。3点を取ったことについて聞かれた香川だが、口にしたのは課題だった。「前半のうちに1点欲しかったですし、先制される前に本番では取らないと、厳しい戦いになると思うので。後半3点取れたことは本当に良かったと思うのですけど、ただ本番が大事ですから、しっかり切り替えてやりたいと思います」。

 最後にコンディションについて聞かれると、「すごく良い状態なので、このまましっかりと初戦を迎えられるようにキープしたいです」と、仕上がりに手応えを口にした。

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