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ブンデス15得点の岡崎が胸を張る、ザックジャパンの攻撃バリエーション

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[6.2 国際親善試合 日本3-1コスタリカ タンパ]

 1点を追う後半開始からピッチに立ったFW岡崎慎司(マインツ)は、得点こそなかったものの、切れ味鋭い動きを連発。後半14分にはMF遠藤保仁の同点ゴールの起点になり、終了間際のFW柿谷曜一朗のダメ押しゴールの際にはゴール前でつぶれてお膳立てした。欧州主要1部リーグの日本人最多得点記録を塗り替えるブンデスリーガ15得点を決めた選手ならではの実力だった。

「相手もバテていたし、シンプルに自分が裏を狙おうと思っていた。良いポジションを常に取っていれば、取ったあとがチャンスになる」。口を突くのは謙虚な言葉ばかりだが、表情には自信が浮かんでいる。

 ベンチから見ていた前半は「大事に行きすぎていた。もっとみんなが出て行っても良かった。出て行く選手が少なかった」と感じていた。ところが相手の足が止まった後半は、自身を初めとする途中交代でピッチに立った選手が次々と流れを変えていった。

「日本は今、戦い方によってチームを変えられるようになってきている。タイプ的にいろいろな選手がいて、例えばキヨ(清武弘嗣)がもっと自分の力を出せばチームは違う色になるし、(大久保)嘉人さんもそう。1トップの(柿谷)曜一朗とサコ(大迫勇也)も違う要素を出している」と説明する。

「選手によっていろいろな色があるし、調子の悪い選手がいてもカバーできる。日本はみんなが責任を持ってやることができるので、一人で責任を背負う必要がない」

 コスタリカを相手に3点を奪ったほか、多くのチャンスをつくることができた。ブンデス大活躍男が日本の攻撃バリエーションの多さにお墨付きを与えた。

(取材・文 矢内由美子)

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