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5戦ぶり先発も3失点…西川「もっと防ぎたかった」

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[6.6 国際親善試合 日本4-3ザンビア タンパ]

 W杯前最後の国際親善試合で日本のゴールを守ったのはGK西川周作(浦和)だった。GK川島永嗣をベンチに置き、昨年11月16日のオランダ戦(2-2)以来、5試合ぶりの先発。しかし、結果は3失点というほろ苦いものになった。

「監督も常に見てくれているし、こうやって自分を出してくれるのも信頼してくれているから。その期待に応えたかったけど、いい試合ができなかった。もっと防ぎたかった」

 前半9分にクロスから失点。立ち上がりに先制点を決められると、同29分にはCKのサインプレーから追加点を許した。その後、3ゴールを奪って逆転するも後半44分に3失点目。ミドルシュートがMF山口蛍の足に当たってコースが変わる不運もあったが、最後の砦であるGKとして、3失点という結果は悔しさしか残らなかった。

「入りが悪かった。相手にうまくペースを握られて、規律を持った守備ができずに、セカンドボールも拾われた」。不安定な守備をカバーするように攻撃陣が4ゴール。劇的な逆転勝利に「今日も4点取っているし、しっかり後ろが耐えないといけない」と、攻撃陣に感謝するしかなかった。

「悔しいけど、チームとしてW杯を想定した中で、逆転勝ちできる強さが出たのはいいこと。ここからはチームが一つになって、みんなでまとまっていかないといけない」。個人の感情を押し殺し、チームとしての収穫と課題に目を向けた。

(取材・文 西山紘平)

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