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4年越しの“ラブコール”に就任決意、アギーレ監督「大きなチャレンジ」

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 4年越しの“ラブコール”が実った。2010年の南アフリカW杯後にも「一度、声をかけてもらっていた」と明かした日本代表のハビエル・アギーレ新監督は、「ただ、そのときは個人的な事情で受けることができなかった。家族の都合というか、私の子供がスペインの大学で学んでいたので、日本に来ることができなかった」と説明した。

 日本サッカー協会の原博実専務理事兼技術委員長は南アフリカW杯後も「いろんな機会を使って、彼の指揮しているチームを見てきた」と話し、「サラゴサ、エスパニョールと、チーム状態が厳しい中で監督を引き受け、その中で守備を立て直し、勝ち点を取って残留させた。強いチームを勝たせるよりも難しい作業をしてきたと思っている。守備と攻撃のバランスをどうやって取るか。彼であれば、今まで以上のバランスを見い出してくれると思っている」と期待を寄せた。

「日本の代表監督を引き受けたことは、私のキャリアの中で非常に大きなチャレンジ」と話すアギーレ新監督。スペインのクラブチームや他の代表監督のオファーも受けたが、「再度、オファーをくれたこと、自分が(4年前に)断ったあとも自分の仕事を見てくれていたこと。そういうことに引かれて、日本代表監督を引き受けることを決心した」と、オファーを受けた理由を語った。

(取材・文 西山紘平)

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