“韓国のメッシ”にやられた…U-16日本代表は準々決勝敗退でU-17W杯出場逃す
[9.14 AFC U-16選手権準々決勝 U-16日本代表 0-2 U-16韓国代表 ラジャマンガラ・スタジアム]
AFC U-16選手権タイ2014は14日、準々決勝を行い、U-16日本代表はU-16韓国代表と対戦し、0-2で敗れた。試合の主導権を握りながら、“韓国のメッシ”と呼ばれるFWイ・スンウ(バルセロナユース)に2ゴールを許した。日本は準々決勝敗退となり、5大会ぶりにU-17W杯出場権を逃した。
勝てばU-17W杯出場、負ければアジア予選敗退となる大一番。その相手は永遠のライバルである韓国だった。メンバーを入れ替えながら全23選手を先発起用したグループリーグを2勝1敗の2位で突破した日本。オーストラリアとの最終戦(2-4)からは左SBの堂安律(G大阪ユース)を除く10人が変更された。
システムは4-3-3で、GKが千田奎斗(横浜FMユース)。4バックは右から石川啓人(鳥栖U-18)、下口稚葉(JFAアカデミー福島)、冨安健洋(福岡U-18)、堂安と並んだ。中盤の底に渡辺皓太(東京Vユース)が入り、その前方に菅大輝(札幌U-18)と藤本寛也(東京Vジュニアユース)。3トップは永澤竜亮(神戸U-18)を中央に置き、右に斧澤隼輝(C大阪U-18)、左には渡辺陽(浦和ユース)が入った。
日本は立ち上がりからボールポゼッションを高め、試合の主導権を握った。前半21分、下口からのサイドチェンジを渡辺がワンタッチで落とし、藤本が左サイドのスペースを駆け上がってゴール前にクロスを入れたが、これは韓国DFがギリギリのところでクリア。同25分には斧澤からパスを受けた渡辺がPA内へ持ち込み、左足を振り抜いたが、シュートはわずかにゴール右へ外れた。
日本はセカンドボールへの反応も速く、ボールも人も動いて、韓国を守備に走らせる時間が続いた。完全に日本ペースで試合は進んでいたが、韓国にワンチャンスを生かされた。前半42分、中央でパスを受けたイ・スンウが左サイドでフリーのMFキム・ジュンミンに展開。PA内左へ切れ込んだキム・ジュンミンは縦に仕掛けて下口をかわすと、マイナスの折り返しをイ・スンウが右足で押し込んだ。
1点ビハインドで前半を折り返すことになった日本は後半開始から渡辺に代えてFW杉浦文哉(名古屋U15)を投入した。ところが、後半立ち上がりの2分だった。韓国はハーフウェーライン手前でボールを持ったイ・スンウがドリブルを開始。高い位置に設定されていた日本の最終ラインをあざ笑うように一気に加速し、追いすがる日本のDF陣を振り切った。最後はGKもかわして左足で無人のゴールにシュート。バルセロナユースでプレーし、“韓国のメッシ”とも呼ばれるイ・スンウが約50mをドリブルで独走するスーパーゴールを決めた。
2点を追う日本は後半5分、石川に代えてDF阿部雅志(星稜高)を投入し、2枚目のカードを切った。まずは1点を返すべく、阿部と堂安の両SBが積極的なオーバーラップを見せるなど人数をかけて押し込むが、最後のところで韓国のディフェンスをこじ開けられない。なかなかフィニッシュまで持ち込めず、後半30分、杉浦のミドルシュートもゴール上へ。同35分には下口に代えてDF田中康介(京都U-18)を投入し、交代枠を使い切ったが、最後まで1点が遠かった。
0-2の零封負けを喫した日本は準々決勝敗退が決定。来年、チリで開催されるU-17W杯出場を逃し、5大会ぶりのアジア予選敗退となった。一方の韓国は準決勝進出とともに、3大会ぶり5回目となるU-17W杯出場権を獲得した。
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AFC U-16選手権タイ2014は14日、準々決勝を行い、U-16日本代表はU-16韓国代表と対戦し、0-2で敗れた。試合の主導権を握りながら、“韓国のメッシ”と呼ばれるFWイ・スンウ(バルセロナユース)に2ゴールを許した。日本は準々決勝敗退となり、5大会ぶりにU-17W杯出場権を逃した。
勝てばU-17W杯出場、負ければアジア予選敗退となる大一番。その相手は永遠のライバルである韓国だった。メンバーを入れ替えながら全23選手を先発起用したグループリーグを2勝1敗の2位で突破した日本。オーストラリアとの最終戦(2-4)からは左SBの堂安律(G大阪ユース)を除く10人が変更された。
システムは4-3-3で、GKが千田奎斗(横浜FMユース)。4バックは右から石川啓人(鳥栖U-18)、下口稚葉(JFAアカデミー福島)、冨安健洋(福岡U-18)、堂安と並んだ。中盤の底に渡辺皓太(東京Vユース)が入り、その前方に菅大輝(札幌U-18)と藤本寛也(東京Vジュニアユース)。3トップは永澤竜亮(神戸U-18)を中央に置き、右に斧澤隼輝(C大阪U-18)、左には渡辺陽(浦和ユース)が入った。
日本は立ち上がりからボールポゼッションを高め、試合の主導権を握った。前半21分、下口からのサイドチェンジを渡辺がワンタッチで落とし、藤本が左サイドのスペースを駆け上がってゴール前にクロスを入れたが、これは韓国DFがギリギリのところでクリア。同25分には斧澤からパスを受けた渡辺がPA内へ持ち込み、左足を振り抜いたが、シュートはわずかにゴール右へ外れた。
日本はセカンドボールへの反応も速く、ボールも人も動いて、韓国を守備に走らせる時間が続いた。完全に日本ペースで試合は進んでいたが、韓国にワンチャンスを生かされた。前半42分、中央でパスを受けたイ・スンウが左サイドでフリーのMFキム・ジュンミンに展開。PA内左へ切れ込んだキム・ジュンミンは縦に仕掛けて下口をかわすと、マイナスの折り返しをイ・スンウが右足で押し込んだ。
1点ビハインドで前半を折り返すことになった日本は後半開始から渡辺に代えてFW杉浦文哉(名古屋U15)を投入した。ところが、後半立ち上がりの2分だった。韓国はハーフウェーライン手前でボールを持ったイ・スンウがドリブルを開始。高い位置に設定されていた日本の最終ラインをあざ笑うように一気に加速し、追いすがる日本のDF陣を振り切った。最後はGKもかわして左足で無人のゴールにシュート。バルセロナユースでプレーし、“韓国のメッシ”とも呼ばれるイ・スンウが約50mをドリブルで独走するスーパーゴールを決めた。
2点を追う日本は後半5分、石川に代えてDF阿部雅志(星稜高)を投入し、2枚目のカードを切った。まずは1点を返すべく、阿部と堂安の両SBが積極的なオーバーラップを見せるなど人数をかけて押し込むが、最後のところで韓国のディフェンスをこじ開けられない。なかなかフィニッシュまで持ち込めず、後半30分、杉浦のミドルシュートもゴール上へ。同35分には下口に代えてDF田中康介(京都U-18)を投入し、交代枠を使い切ったが、最後まで1点が遠かった。
0-2の零封負けを喫した日本は準々決勝敗退が決定。来年、チリで開催されるU-17W杯出場を逃し、5大会ぶりのアジア予選敗退となった。一方の韓国は準決勝進出とともに、3大会ぶり5回目となるU-17W杯出場権を獲得した。
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