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[アジア大会]なでしこ圧巻のゴールショー、佐々木体制最多の12得点でヨルダンを粉砕!!

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[9.18 アジア大会GL第2戦 日本女子12-0ヨルダン女子 南洞]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は18日、アジア大会グループリーグ第2戦となるヨルダン女子戦を迎えた。前半4分のFW川澄奈穂美の先制点を皮切りに、前半だけで大量8点を奪ったなでしこは後半も4点を加点して、12-0の快勝。12得点は佐々木則夫監督体制で最多得点となり(これまでの記録は08年5月31日の女子アジア杯台湾戦の11-0)、圧巻のゴールショーで今大会初白星を収めた。

 前半3分にMF阪口夢穂のパスから抜け出した川澄がネットを揺らすが、これはオフサイドの判定に取り消されてしまう。しかし、直後の同5分にDF臼井理恵のクロスから川澄が落ち着いてネットを揺らして先制に成功。ここから、なでしこのゴールラッシュが始まった。

 前線から鋭いプレッシャーを掛けて高い位置でボールを奪い取る場面を作り出すと、5バックを採用するヨルダンを相手にしても次々と決定機を作り出す。前半12分に右サイドの川澄のクロスからFW菅澤優衣香が高い打点のヘッドで2点目を突き刺すと、同20分にはMF宮間あやのCKから阪口がヘッドで決めて3点目。さらに同32分には混戦から阪口が豪快にネットを揺らして4-0とする。

 攻撃の手を緩めないなでしこは、前半36分にオウンゴール、同40分にはFW吉良知夏のシュートの跳ね返りを菅澤が決めて加点。さらに同41分には菅澤がハットトリックとなるゴールを叩き込み、同45分には吉良が決めて前半だけで8-0と大量リードを奪った。

 後半に入っても同4分に菅澤のシュートのこぼれ球を吉良が蹴り込み、同15分には右サイドの川澄のクロスを宮間がヘッドで流し込んでリードを10点差まで広げる。しかし、ここでなでしこにアクシデントが発生する。ルーズボールを追ったDF長船加奈がGK山根恵里奈と接触して負傷交代し、DF岩清水梓が送り込まれた。

 その後、後半26分に阪口がハットトリックとなるゴールを決め、同35分に川澄が自身2点目を奪って12得点を記録。守備陣もヨルダンに最後までゴールを許さずに逃げ切って、12-0の大勝を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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