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審判批判で罰金の本田を擁護する長谷部「僕らも理解できる」

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 12日のパレスチナ戦(4-0)後、海外メディアの取材に対して主審に批判的なコメントをしたとしてアジアサッカー連盟(AFC)から罰金5000ドル(約58万8000円)を科されたFW本田圭佑(ミラン)をキャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)が擁護した。

「(本田)圭佑が思っていることは僕らも理解できるし、日本の選手はヨーロッパや世界のトップレベルでプレーしている選手が多いので、アジア杯でプレーして、ギャップを感じる部分は正直ある。そういう意味では、日本の選手はみんな圭佑と同じ感覚を持っていると思う」

 ちょっとした接触ですぐに倒れる相手選手、簡単に笛を吹く主審。過去のアジア杯やアジア予選でも繰り返されてきた光景だが、欧州でプレーする選手がどんどん増えていく中、欧州とアジアの違いを如実に感じることも多くなっただろう。

 今大会ではホールディングによる警告を受けた選手に2000ドル(約23万5000円)、シミュレーションで警告を受けた選手にも4000ドル(約47万円)の罰金が科されている。それ以外の理由で警告を受けた場合にも、規律委員会の裁定で罰金が科される可能性があるという。

「ファウルに対する罰金というのもなかなか新鮮味がある。イエローのもらい方によっても違うみたいなので」と苦笑いを浮かべた長谷部。「人生なんて納得のいかないことのほうが多い。そういう意味では受け入れるしかない」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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