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「すがすがしさもあった」なでしこ佐々木監督が帰国会見

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 女子W杯で準優勝した日本女子代表(なでしこジャパン)が7日、成田空港着の航空機で帰国し、成田市内のホテルで帰国会見を行った。

 会見には佐々木則夫監督と主将のMF宮間あやが出席。佐々木監督は「決勝で大差は付いたが、最後の最後まで選手たちは頑張ってくれた。終了のホイッスルが鳴ったときは悔しさもあったが、よくここまでやってくれたというすがすがしさもあった」とあらためて選手をねぎらい、「本当に素晴らしい選手たちだと僕自身、誇りに思っている」と称えた。

「あらためてあのホイッスルは次のなでしこのスタートではないかと感じる次第です」。来年2~3月にはリオデジャネイロ五輪のアジア最終予選が行われる予定だ。「前回のロンドン(五輪)で銀メダルですから、そういう意味では金を狙うというのは間違いないと思うし、そういうご期待もあると思うので、そこがあってのスタートになると思う」と、再び金メダルを目指した戦いがスタートを切ったとの認識を示した。

 一方で、8月の東アジア杯後に契約が満了する佐々木監督。自身の去就についても質問を受けたが、「まずは自分の契約(期間)内の仕事をしっかりしたのちに、次があるのではないかと思う」と明言を避け、「なでしこリーグはこの週末から始まる。僕の去就より、選手の週末の試合が一番気になる。東アジア杯があるので、その準備のための視察等をしっかりやりたい」と、目の前に迫った東アジア杯に集中する考えを強調した。

(取材・文 西山紘平)

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