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[練習試合]全日本大学選抜が小池の直接FK&ジャーメイン弾でU-19日本代表候補に逆転勝利

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[3.9 練習試合 U-19日本代表候補1-2全日本大学選抜 味フィ西]

 U-19日本代表候補と全日本大学選抜が9日に味の素フィールド西が丘で30分間3本の練習試合を行った。1本目はU-19日本代表候補がFW小川航基(磐田)のゴールで1-0で終わった。2、3本目はともに全日本大学選抜が1-0で終えた。全日本大学選抜が計2-1で下して、意地をみせた。

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督とU-23日本代表の手倉森誠監督が視察に訪れるなかで行われた一戦。未来の日本代表を担うであろう若き精鋭たちがしのぎを削りあった。

 一本目のU-19代表候補はFW小川航基(磐田)とFW和田昌士(横浜FM)が2トップを務める4-4-2システム。すると10分にMF神谷優太(湘南)のパスからPA内正面の小川がシュートを決めて、先制に成功。これが決勝点となり、一本目はU-19代表候補が1-0で締めた。

 全日本大学選抜はFW松本孝平(国士舘大3年=藤沢清流高)を1トップに、MF柴戸海(明治大2年=市立船橋高)を中盤アンカーに置く4-1-4-1システムを敷くも、なかなか機能させることができずに無得点で30分を終えた。

 二本目では大学選抜のメンバーに変更はなかったものの、U-19代表候補は2列目と2トップを変更。また一本目ではボランチを務めた冨安健洋(福岡)がCBへ回り、CBで先発していた中山雄太(柏)がボランチへ入った。

 得点が生まれないまま開始15分でU-19代表候補は6名を変更。対する大学選抜は同18分に11名全員を交代する。MF重廣卓也(阪南大2年=広島皆実高)やFW出岡大輝(関西学院大3年=G大阪ユース)が送られ、4-4-2システムへ変更した。

 すると21分に重廣のパスに反応した出岡がPA手前右で倒され、FKを獲得。これを小池が直接沈め、1点を返した。2本目は大学選抜が1-0で終えた。

 3本目は互いに2本目から引き続いてのメンバーおよびシステムで臨んだ。U-19代表候補はCBはDF町田浩樹(鹿島)とDF野田裕喜(G大阪)が務め、ダブルボランチは鈴木徳真(筑波大)と伊藤洋輝(磐田U-18)が担った。開始直後からFW岩崎悠人(京都橘高)が持ち込むシーンもあったものの、またもゴールを奪ったのは大学選抜。

 8分にMF渡辺柊斗(東海学園大1年=東海学園高)の蹴り込んだ右CKがゴール正面に流れると、FW中野誠也(筑波大2年=磐田U-18)が落とし、最後は混戦からFWジャーメイン良(流通経済大2年=流通経済大柏高)が押し込んだ。その後は追加点は生まれずに試合は終了。30分間3本を戦い、大学選抜がU-19代表候補に先制されながらも、2点を奪い返し、2-1で試合を終えた。

(取材・文 片岡涼)

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